第98話

🐯
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2019/10/01 12:01
テヒョン
テヒョン
家まで送る
























最初は断ろうと思ったけど、今は一人で外を出歩くのが少し怖かった私は、コクリと頷いた。























コンビニを出てからは一言も話さなかった。


















そりゃそうだよね。




















私がテヒョンさんに「もう話せない」って言ったんだから。























本当は私から話しかける権利すらなかったはずだったんだ。





















でも一歩一歩歩くごとに、家に近づいていくのがどこか寂しくて






















今日お別れしたらもう一生話すことは無いのかもしれないって思うと






















足がいつもの何倍も重く感じた。






























































それでも気づけばもうマンションはもう目の前ってところまで来ていた。

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