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第1話

プロローグ
これは、とある世界のお話悲劇
夜咲 桜
...
ーー大正、そう呼ばれる時代に、一人の少女が目覚めた。

彼女は生を受けた時から12歳で、親は存在しなかった。

なのに、なぜか名前はわかる。

その名はーー「夜咲 桜」。
夜咲 桜
あ...
そして、なにより不思議なのは、「目的があり」、「知識がある」ということ。

生まれも親もわからない、その彼女に残された、ヒトが持ち揃える知識。
夜咲 桜
なんで...わ、たしは...
だが、その知識でもわからなかったこと。それは、目覚めた場所の目の前で燃え盛る森について。

なんでかはわからない。なぜか、その燃え盛る森を見ていると涙が溢れるのだ。

一滴、二滴...そう涙が零れ始めると、雨がぽつぽつと降り始めた。

その雨は、徐々に彼女を染めていく。
夜咲 桜
う、ぁ...なんで...なんでなんでなんでなんでなんでなんで!!!!!
そして、彼女が全てを理解できないのに苦しみ、嘆いた瞬間。

ーーその命に「魔」が宿った。


__________________
そして彼女は魔女になったーー



...だけならまだ良かった。
鬼、それは命を食し、日を苦手とするもの。

そのほとんどは、衝動を抑えきれず人を襲う。

そして、その鬼に襲われた人間の傷口に鬼の血が入ると、その人間も鬼となってしまう。

また、その一部の鬼には、十二鬼月という者がいる。

十二鬼月は、「鬼舞辻 無惨」という鬼の配下にある鬼で、強い。



...ここまでなら彼女にわかっていたし、知識も入っていた。


しかし、彼女の疑問は、「自分が鬼になってしまう」ということ。

なにかの条件が合うと、鬼と化してしまうのだ。

しかも、普通の鬼とは違い、日を苦手とせず、理性もギリギリ残されるため、人を襲い始めてしまうと、どれだけブレーキをかけようとしても押さえきれなくなってしまうのだ。
...今まではギリギリ襲わずにすんだが...
夜咲 桜
...っ、いやだなぁ
そんな悩みを抱え、彼女は今日もヒトから逃げる。