放課後___
ずっとソリョンちゃんの言葉が頭の中に残っている
スニョンはまだ日直の仕事してるのかなとか思いながらスニョンの教室に向かうと
スニョンともう一人の声が聞こえる。
恐る恐る覗いてみると
スニョンの教室に向かってる間考えもしなかったよね。
まさか、スニョンとソリョンちゃんがキスしてるなんて。
スニョンが今どんな顔してるのかはスニョンが背中を向けているから分からない。
だけど確実に見えるのは、
ソリョンちゃんが私を見て笑ってるということ。
どんどん2人の間で深くなっていくキスを私が見ていられる訳がない。
私は走ってこの場から退いた。
スニョン、スニョンはソリョンちゃんみたいな子が好きだったの?
さっきから頭が痛かったのにもっとガンガン頭が痛くなる。
あーもうスニョンもソリョンちゃんも皆大嫌いだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。