あなたを追いかけている時…
俺に呼んだのは話したこともなければ見たこともない人だった。
泣いて出ていった人っていうのは多分あなたのことだろう。
俺がいない間あなたはソリョンに散々な目に合ったんだろうな。
色々辛かったあなたに酷いことしてしまった。
その子の元を離れ、あなたの元に
は行けなかった。
あなたがあの時言った
私は幼馴染みだった事自体が間違ってた。
その言葉は間違ってなかった。
俺じゃなくて他の奴があなたの幼馴染みだったら今頃こんな風になってなかった。
全部は俺が悪かったんだ。
そんな俺があなたに会う資格なんてない。
だからもう俺はあなたの目の前には現れないよ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。