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第31話




クンside









懐からナイフを取り出す







右からも左からも襲ってくる敵を、







ひたすら殴る、刺す、殴る





クン
クン
ハハハハッ!!面白ぇッ!!




俺って狂ってるのかな?w









ううん、前はこうじゃなかった










仲間を守るために仕方なく戦っていたのが

















いつの間にか、楽しさを覚えるようになってしまっただけ


























…違うか












これを世では“狂ってる”というんだ




















俺は一応正気のつもりなんだけど。













クン
クン
ッ…!!






あれ、なんでだろう







瞼が重い








眠気が止まらない

















…さっきのカクテルか











クン
クン
チッ…







体が思うように動かなくなってきている








やばい
















早く全員殺さなきゃ











🕶️ オラッ!死ねッ!





男が飛び出してきた







普段なら難なく避けているレベルの攻撃















しかしそれをマトモにくらってしまった








クン
クン
ぅッ…







ギリギリ急所に当たるのは回避したが







腹部からの出血が止まらない








クン
クン
やばいなぁ…







…まぁ、Way Vにはテンがいる








アイツだけには、俺が死んだ時の対応を伝えてある。








これでWay Vが崩れることはないだろう。


















…リーダーだからって、仲間のために戦う駒であることに変わりはない






















最後の悪あがきでもしてから、死ぬかな…w






















目を閉じて、ナイフを握り直した























…その時






















周囲の物音が消えた














クン
クン
…なんだ…?






恐る恐る目を開けると









???
お兄さん、大丈夫?
???
僕が全員倒したよ!偉い?






そこにあったのは









さっきまで動いていた敵の死体と

















奥のカウンターに座っていた少年が、ニコニコしながら血溜まりに立っている姿だった













ヤンヤン
ヤンヤン
こんにちは、お兄さん!
ヤンヤン
ヤンヤン
僕はヤンヤン!





自己紹介をしながら、こっちに近づいてくる







どういうことだ?







理解ができない








クン
クン
ッ…誰だ…お前は…
クン
クン
ここには俺一人で来た…味方は誰も連れてきていない…
ヤンヤン
ヤンヤン
うん、確かに僕って敵だったよ?さっきまでね。
クン
クン
なら…そいつらはお前の味方なんじゃないのか…?
クン
クン
どうして殺した…?
ヤンヤン
ヤンヤン
…理由?そんなもの…




















一目惚れしたからに決まってるじゃん?








…は?








何を言っているんだ?










ヤンヤン
ヤンヤン
僕ね、本当はお兄さんを殺すのが仕事だったんだけど…
ヤンヤン
ヤンヤン
お兄さんがコイツらを殺してる姿、すごくキレイだった…♡
ヤンヤン
ヤンヤン
だから一目惚れしちゃったの、分かってくれる?






いつの間にか目の前に来ていたヤンヤンは













そっと俺にキスをして、微笑んだ









ヤンヤン
ヤンヤン
…それに、敵同士の恋愛なんて…ゾクゾクするでしょ?
ヤンヤン
ヤンヤン
僕が、これからお兄さんのこと堕とすから…ね?♡






抱きしめられた








瞼が重い









…誰かに抱きしめられるなんて、いつぶりだろう。











ヤンヤン
ヤンヤン
安心して眠っていいよ。僕がお家まで送るから。






このよく分からない異常者を、信じていいのか









…そんな思考さえ放棄してしまいたくなるほど、










コイツの腕の中は暖かかった
















ヤンヤン
ヤンヤン
お休みなさい、お兄さん…♡