無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第33話







┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈







みんなに頼りにされて、愛されるような良い人ほど











悪人より早く死んでしまうものだ








┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈









『ハオさんが、仲間を庇って弾に当たった』









『出血が酷い』
















その知らせを受けたのは、最大の敵対組織との抗争の直後だった

















その時、俺たちは他の敵対組織を潰しに行っていた。









そっちは上手くいったが、









大切な人を守れないなら、何のために戦っていたのかすら分からない









シャオジュン
シャオジュン
ハオさんッ!!!!





医療室の扉を開くと







出血している腹部を抑え、苦しんでいるハオさんの姿があった






ハオ
ハオ
おッ…よぉ…シャオ…
ハオ
ハオ
ヤンヤン、ヘンドリーも…
ハオ
ハオ
お前ら…よくできたな、偉いよ…
シャオジュン
シャオジュン
喋らないでくださいッ!!今からなら、まだ助けられるかもしれないッ…!!





パニックになった俺の手を、ヤンヤンが握った







ヤンヤン
ヤンヤン
この出血…もう助からないよ。ヒョンだって、本当は分かってるはず。
シャオジュン
シャオジュン
ッ…
ヘンドリー
ヘンドリー
ヤンヤンの言う通りだよ、今できる最善のことをしなきゃ。
ハオ
ハオ
ハハッ…立派になったなぁ…お前らも…





自分が死にそうだっていうのに、









どうしてこの人は、ここまで他の人のことを考えられるんだろう。







ハオ
ハオ
なぁ、シャオジュン…ヘンドリー…ヤンヤン。
ハオ
ハオ
お前らに、頼みがある。
ハオ
ハオ
聞いてくれるか。
シャオジュン
シャオジュン
も…もちろんですッ!何ですか?
ハオ
ハオ



























この組織から、俺の息子を守ってくれ。
ヤンヤン
ヤンヤン
え…、息子…?





初めて聞く事実だった。






ハオ
ハオ
ハハッ…驚くよな、そりゃ…
ハオ
ハオ
実は…な。うちの幹部が…複数名向こう側に買収されてたんだ。






.







ハオ
ハオ
それに気付いた時、危険だからって理由で嫁と息子は韓国に逃がしたんだが…
ハオ
ハオ
嫁の方は…交通事故に見せかけて殺された。
ヤンヤン
ヤンヤン
ッ…
ヘンドリー
ヘンドリー
何それ…
ハオ
ハオ
息子の名前は…あなた。
ハオ
ハオ
きっとアイツらは、あなたのことを狙ってる。
ハオ
ハオ
あなたがアイツらに捕まれば…どんな事に利用されるか分からない。







.









ハオ
ハオ
頼む、あなたを…守ってくれ。










┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈










その日の夕方










ハオさんは息を引き取った