┈┈┈┈┈┈┈┈┈朝┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
昨日告白されたばかりの次の日。
私は、学校に行きたくなくて、布団の中に潜っていた。
母「今日学校は?」
突然母が扉の前から声がした。
あなた「……今日は、頭痛酷いから休む……」
そう。私は、仮病を使った。
理由は、昨日の告白の答えの検討がまだついていないからだ。
母「そう。なら学校に連絡しとくね。」
そう言って、私は、階段を降りていった。
さっきから、私の携帯が鳴る。
アラームだった。
アラーム、LINEが同時に来ていた。
昨日友達になったらばかりの、加賀目さんからだった。
私は、LINEの内容だけ見て、うつ伏せになった。
昨日の件を加賀目に話すべきか、私は、悩んでいた。
学園に転校してきた突如に中原中也から告白されてしまった。私
いきなり過ぎて答えを出すことが難しい。
頭の中は答えの件でいっぱい、
爆破しそうだ。
自分では、考えられない……。
前の学校は、そんなことは、無かった。
すると、またLINEがなった。
あなた「?」
────加賀目────
頭痛大丈夫?
とLINEが来ていた。
きっと心配しているのだろう。
私は、こう返信を返した
────加賀目へ────
何とか大丈夫だよ。
初めての学校だったから色々緊張しすぎて疲れてしまっただけだから、
心配してくれてありがとう😊
私は、LINEを返し、携帯を閉じた。
辛抱している加賀目。
昨日の告白の答えを待つ中原中也。
私は、今日一日考えてしまうのだろう。
────続く────
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。