第63話

口づけ
4,649
2020/07/24 12:21
時透くんとぴったりくっついて座り、
ただ降り頻る雨を眺めていた。

コトンッ
あなた
ん…?
肩に重みがかかり横を向くと、
私の肩に頭を寄りかからせてスヤスヤと眠っている時透くんがいた。

綺麗な寝顔に見惚れてしまう。

時透くんの体温と、地面に打ち付けられる雨の音で、私の瞼は重くなってくる。
あなた
……………
そして、私は眠りについた。

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- 無一郎 side -
いつのまにか眠ってしまってしたみたい…。
目を開けると、もう既に雨は止んでいた。

ふと隣を見ると、スヤスヤと寝息をたてながら眠っているあなたの姿があった。

その無防備な寝顔に、頬が緩んでしまう。
時透 無一郎
時透 無一郎
…あなた、起きて。
トントンと肩を叩くが、あなたは眠ったまま。
時透 無一郎
時透 無一郎
起きてー?あなたー!
少し力を入れて肩を揺する。
あなた
ん〜〜…
すると、僕の事を抱き枕だと思っているのか、
僕の腕にあなたの腕を絡ませて、更にピッタリくっついてくる。
寝息が首にかかってくすぐったい…
時透 無一郎
時透 無一郎
ちょ、あなた、起きてよ
ぜんっぜん起きない
こんだけやっても起きないのか…。
…それにしても、幸せそうな寝顔だ。
時透 無一郎
時透 無一郎
……かわい。
時透 無一郎
時透 無一郎
あなた〜〜
その時、眠ったままのあなたがふにゃりと笑った。
時透 無一郎
時透 無一郎
っ!?///
その笑顔があまりにも可愛すぎて…
時透 無一郎
時透 無一郎
…もう我慢できない。
ゆっくりとあなたの頬に近づくと、
そっと口づけをした。


その瞬間、あなたの長い睫毛が動いて、あなたが目を覚ました。
まだ眠そうに目をこすっている。
あなた
ん…?
あなた
あれ、私寝ちゃってた?
時透 無一郎
時透 無一郎
うん笑
あなた
ふわぁ〜〜、ごめんごめん
あなた
お、雨止んでる!帰ろっか
時透 無一郎
時透 無一郎
そうだね〜
あなた
?なんかテンション高くない?
時透 無一郎
時透 無一郎
え?そう?
あなた
うん。
もしかして寝たから??
時透 無一郎
時透 無一郎
ぶっぶー
あなた
正解は?
時透 無一郎
時透 無一郎
あなたと一緒に雨宿りできたから。
あなた
え?それってどういう…
時透 無一郎
時透 無一郎
あーお腹空いたぁぁ
時透 無一郎
時透 無一郎
早く帰ろう
あなた
あ、うん!
あなた
………え、まって。今何時?
時透 無一郎
時透 無一郎
8時過ぎ
あなた
…うっそぉぉぉぉ!?!?見たいテレビ番組がぁぁぁぁぁ!!
あなた
やばっ!早く帰んなきゃ!
あなた
行こ!!
時透 無一郎
時透 無一郎
うん笑笑
星が輝く夜空の下を、僕達二人は笑い合いながら一緒に走った。

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皆さん!お久しぶりでぇぇす!
テストが無事終わり、帰って来ました!
ただいまです!

ほんっと久し振りに書いたので、上手くかけているか分かりませんが…笑

そして!
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本当にありがとうございます🌷

そして、これからも宜しくお願いします🙇‍♀️

作者より

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