時透くんとぴったりくっついて座り、
ただ降り頻る雨を眺めていた。
コトンッ
肩に重みがかかり横を向くと、
私の肩に頭を寄りかからせてスヤスヤと眠っている時透くんがいた。
綺麗な寝顔に見惚れてしまう。
時透くんの体温と、地面に打ち付けられる雨の音で、私の瞼は重くなってくる。
そして、私は眠りについた。
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- 無一郎 side -
いつのまにか眠ってしまってしたみたい…。
目を開けると、もう既に雨は止んでいた。
ふと隣を見ると、スヤスヤと寝息をたてながら眠っているあなたの姿があった。
その無防備な寝顔に、頬が緩んでしまう。
トントンと肩を叩くが、あなたは眠ったまま。
少し力を入れて肩を揺する。
すると、僕の事を抱き枕だと思っているのか、
僕の腕にあなたの腕を絡ませて、更にピッタリくっついてくる。
寝息が首にかかってくすぐったい…
ぜんっぜん起きない
こんだけやっても起きないのか…。
…それにしても、幸せそうな寝顔だ。
その時、眠ったままのあなたがふにゃりと笑った。
その笑顔があまりにも可愛すぎて…
ゆっくりとあなたの頬に近づくと、
そっと口づけをした。
その瞬間、あなたの長い睫毛が動いて、あなたが目を覚ました。
まだ眠そうに目をこすっている。
星が輝く夜空の下を、僕達二人は笑い合いながら一緒に走った。
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皆さん!お久しぶりでぇぇす!
テストが無事終わり、帰って来ました!
ただいまです!
ほんっと久し振りに書いたので、上手くかけているか分かりませんが…笑
そして!
こちらの小説のお気に入り140突破!
&
フォロワー様200人突破!!
本当にありがとうございます🌷
そして、これからも宜しくお願いします🙇♀️
作者より
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。