目を覚ますと、僕は歴史の授業を受けていた。
問題演習の時間なのだろうか、生徒たちはせわしなくペンを動かしている。
時計を見ると、10:10分。2時間目もあと10分で終わる。
幸運なことに今日の授業の内容は既に理解しており、聞かなくてもなんとなく理解できる。
昔からそうなのだ。一生懸命勉強しなくても理解できる。
ゲームは小さい頃から好きだ。家に帰ったらすぐにゲームを手に取るほどに。
僕は机の上のプリントを手に取った。
ーーーーーー長いのでカット(ネタがなかったなんて言えない)ーーーーーーーー
キーンコーンカーンコーン
10分休憩の間に、僕はいつもの場所に行く。
なにするかって?そんなの…
階段裏のここは、ほとんど人が来ない。安心してゲームができる。
僕はスマートフォンを取り出す。
最近ハマっているのは人気のシューティングゲーム。
5分かけて1ステージ目を終えた。
ガヤガヤとうるさい教室に戻り、席に着いた。
その瞬間。
強烈な睡魔に襲われ、僕の意識は遠のいた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。