メイクも終わって衣装に着替えたメンバーが
いつもと変わらずにゲームをしたり、イヤホンをして目を瞑って集中していたり、それぞれがルーティンをしている
だけどさっきからずっとブブッってゲームオーバーらしい音が鳴って何回もうわって顔をしていたり
ちゃうな、ちゃうな、って純喜くんがブツブツ言ってて
翔也は「背中叩いて下さい」って全員に言ってて
みんなちゃんと緊張してる
フェスのスタッフさんが控え室から出て、みんながぞろぞろ立ち上がった時
また控え室の扉が開いた
みんな控え室を出て外で待ってたスタッフさんのあとに続く
俺は少しペースを落として1番後ろを歩くあなたさんに並んだ
だってボディーガードの人、あなたともう1人おるんやもん
そうこうしている間にステージ袖に着いてしまって
マイクやらメイクやら最終確認をして
あとはもう出るだけになった
まっすぐ、ひとりひとりを見て
あなたさんが見送ってくれる























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。