《1話〜3話までのトド松目線のお話です》
※幼馴染みという設定のもと過去捏造です※
あなたが服を買いに行きたい、とLINEで誘われた時はつい声に出して驚いた。
六つ子の中で...僕だけを誘った...?
一抜けFooooo!
幼い頃、あなたを初めて見た時、率直に可愛いと想った。
あなたの周りに花が咲き誇って明るくなった気がして見えて、幼い心ながらに
ああ、一目惚れだ...なんて思ったのだ。
初めて会ったその時から僕はずっとあなたを守り続けよう、と心に決めていた。
こんなに可愛いんだから他の男からあなたを守らなければならない!
なんて勝手に思って自分の中で使命のようになっていて
常にあなたを気にかけて困っている時や危険な時は直ぐに助けてあげられるように傍にいたのだ。
だから傍にいるために幼い頃はよく一緒に遊んだりしていたから僕とあなたは仲が良かった。
ただ僕とだけではなく六つ子全員と、だが。
きっとあなたは僕の事を仲の良い友達と思っているだろう。
だからニートでクズになった僕たち六つ子をあなたは今でも受け入れてくれている。
あなたは今でも変わらない。
はっきり言って、合コンで会う女の子よりも可愛いし、性格もいいし、素直で真っ直ぐで...。
兄弟みんなには悪いけど、あなたは僕のものするから。
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ショッピングセンターに着いて、あなたにセンスが良いと言われて
笑顔を向けられた時不覚にもドキッと、ときめいてしまった。
僕がコーディネートしたあなたは、他の男には見せたくないくらい可愛かった。
「1日付き合ってくれてありがとう」なんて言うからお礼として、
「このまま僕と付き合って欲しい」と言いたくなるほどだった。
あーあやっぱり言えば良かったかな...。
僕が惚れているんだ。僕たちは六つ子なんだから絶対に上の兄5人も惚れているに違いない。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!