〈土曜日〉
私が家を出て辺りを見回すと
左の遠くの方から駆け寄ってくる人影。
トド松は女の子に優しい。
ちょっとくらい待ったってまだまだ時間はあるし、急いでないから平気なのに。
そう言うと
そう言いながら私たちは歩き出し、ショッピングセンターへ向かった。
〈ショッピングセンター〉
ショッピングセンターに着くと、たくさんの人々でごった返していて
歩くのも一苦労な勢いだ。
そんな中、トド松は人混みをスルスルと抜けていく。
勢いよく意気込んで少しビックリしたけど
張り切ってくれてるようで少し嬉しい。
トド松の勢いに驚いてとっさに敬語になってしまった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。