星組⇒ヒカル先生 ふぉい
薔薇組⇒脇先生 まる
はと組⇒木元先生 銀太
(ふぉい目線)
隣のクラスのまるとは仲が良く、バスを降りてから教室までの道を手を繋いで歩く。
歳は変わらないけど弟みたいな存在のまる。
みんなは仲がいいだけだと思ってるけど違う。
本当は…まるのことが好き。
バスに乗ったら真っ先に声をかけてくれる所とか全部が好き。
でも男の子が男の子を好きになるのはダメって分かってる…。
だから普通の友達として接するんだ…。
(まる目線)
お兄ちゃん的存在でいつも守ってくれるふぉい。
仲がいいって思われてるけど僕はふぉいの事が好き。
だからバスに乗ったら1番に声を掛けるし手だって繋ぐ。
でも臆病だからこの気持ちを伝える事が出来ない…。
~幼稚園着~
俺とまるはいつも1番最後に降りる。
今日もいつも通りみんなが降りてから手を繋いで降りるとそこには先に降りたはずの銀太が居た。
パッ
銀太の言葉でお互いに繋いでいた手を離してしまった。
木元先生に連れていかれた銀太を見た後、横を見るとまるは涙目になっていた。
ヒカル先生と一緒に教室へ行ったけど何かをして遊ぶ気にもならず俺はずっと教室の隅に居た。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。