朝起きるといつもだったら隣に居るはずのりゅーが居なかった。
呼んでみたが返事がない。
りゅーに何かあったんじゃないかと心配になりケータイを開くとLINEが来てた。
~LINE~
そう言えば今日撮影あるって言ってたなと思いつつも起こしてくれなかったりゅーに少し苛立ちを感じた。
帰ってくるまでゲームをしようと思い立ち上がるとケータイが鳴ったので見てみるとりゅーとヒカルくんがTwitterを更新したらしい。
Twitterを開くとお互いの飲み物を飲みあってる写真やお揃いのものを身に付けてる写真などが流れてきた。
溜息をついた後、頭の中は嫉妬ばかりだった。
ゲームをやる気にもならなくなり、再び布団に潜った。
気付けば寝ていたらしく目を開けるとそこにはりゅーが居た。
りゅーは何を言ってるのか分からないって言うような顔をしていた。
口では違うって言ってるけど本当は嫉妬。
でもりゅーにかっこ悪い所なんて見せたくないし隠し通したい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。