では本編どうぞ。
ちょっと短いかもです。
俺は幼稚園から今まで特になんの変哲のない日常を送っていた。
友達作りもそんな苦労しなかったし……
どっちかって言えば立っているだけで人が集まってくるほどだった。
ただ俺はひとつ、一つだけ困ったこと,嫌だったことがあった。
それは俺が『本が大好き』だってことだ。
なんで?って思う人もいるだろう。
確か小学生の頃だった。
小学校でも俺はクラスの中心でリーダー的な存在だった。
それだから…リーダーだったから俺が本を読んでると…
『似合わない』それが俺はすごく嫌だった…
なんで本を好きで読んでるのに似合わないなんて言われなければいけないんだろう……
悔しかった…なにか言い返してやれば良かった。
……まぁ結局俺は本より友達を選んで
本は戸棚の奥の奥にしまい込んだ…
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俺は陰キャとか陽キャとかそういう区別されるのが大っ嫌いだった。
でも人間は区別するのが大好きだから何かにつけてあなたはあっち,あなたはそっち……
何が楽しいのか分からない。
みんなみんな平等を願う。
ほとけ。
俺はある意味あいつが嫌いだ。
なんで隅っこでじーっとしてるの?
なんで陰キャっていう言葉にこだわるの?
知ってるんだ……
本当はお前がみんなでワイワイ楽しく遊ぶことが好きだってこと。
俺はほんとのお前が見てみたい……
陰キャを演じ続けるお前の……
そう思った頃にはもう俺はお前に恋をしていた。
おつそり〜♪
アイコン変わったの気……づいた?(◦ˉ ˘ ˉ◦)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!