第52話

第51話
463
2021/05/28 03:00
リビングー
父「なんでそこまでして嘘をつく」
京本大我
京本大我
だから嘘じゃなくて、嘘ついてんのは向こうだから
父「ふざけるな、逆ギレしておいてその言い方はなんなんだ」
京本大我
京本大我
なんでわかんないかな…
父「何もそこまで怒ることはないだろ」
京本大我
京本大我
はっ?!
あんたのせいでキレてるんだけど
父「大我が嘘をつかなきゃいいだけじゃないか」
京本大我
京本大我
だから俺は事実しか言ってない!
父「ほんと、なんでそんな頑固なんだ」
京本大我
京本大我
頑固なのはあんただろ…
父「なんもおかしなこと言ってないだろ」
京本大我
京本大我
はっ?!
父「それともお父さんに間違いがあるとでも言うのか?」
京本大我
京本大我
そう言ってんだけど…
父「お父さんの何が間違っている」
京本大我
京本大我
全部、まずまずに俺怒られてない、逆ギレもしてない
バイト先変えただけだよ、合ってんの
父「どういうことだ?」
京本大我
京本大我
そのまんまじゃん
父「お父さんが間違ってると?」
京本大我
京本大我
うん
父「何を言う」
京本大我
京本大我
えっ…
父「お父さんの話はオーナーから聞いているんだ、間違っている訳がない」
京本大我
京本大我
オーナーが間違ってんだよ…
父「オーナーが間違うなんて有り得ないだろ」
京本大我
京本大我
だからその有り得ないことが有り得ちゃったの
父「そんなのアニメと漫画の見すぎじゃないか?」
京本大我
京本大我
はっ?!
父「現実と交差し始めてるが、大丈夫か?」
京本大我
京本大我
現実の話しかしてないけど…
父「まあいい、早く現実に帰ってきなさい」
京本大我
京本大我
ずっと現実にいるけど…
父「話はその後だ」
京本大我
京本大我
いや、だから…
バンッ
安井謙太郎
安井謙太郎
いい加減お父さんも引いたら?
京本大我
京本大我
えっ、謙太郎?
安井謙太郎
安井謙太郎
ただいま
京本大我
京本大我
おかえり
父「謙太郎、お父さんが引く意味はないだろ」
安井謙太郎
安井謙太郎
大我、実際嘘ついてないんだけどな
父「えっ?」
安井謙太郎
安井謙太郎
俺見てたよ、辞める時
父「なんで?」
安井謙太郎
安井謙太郎
いつになっても辞めさせてくれないから着いてきてって
父「お、おん」
安井謙太郎
安井謙太郎
そしたらめちゃくちゃ延ばされかけてた、だから逆ギレもしてないし問題も起こしてない
父「そ、そうだったのか…」
安井謙太郎
安井謙太郎
だからオーナーに騙されてたんだよ
父「それは、すまなかったな。お父さん、今日は帰るよ」
安井謙太郎
安井謙太郎
あー、気をつけてね〜
︎︎
京本大我
京本大我
謙太郎、ありがと
安井謙太郎
安井謙太郎
いいよ、お前が嘘ついてないのわかってたし
ガチャ
井上瑞稀
井上瑞稀
えっ、謙太郎?!
(なまえ)
あなた
お兄ちゃんおかえり、どこ行ってたの?
安井謙太郎
安井謙太郎
あなた、瑞稀、ただいま
普通に友達ん家だけど
京本大我
京本大我
えっ、荷物は?
安井謙太郎
安井謙太郎
ほとんど持ってってないよ
井上瑞稀
井上瑞稀
大我、荷物ないよって言わなかった?
京本大我
京本大我
うん、俺が見た時はベッドとクローゼットとかしか無かった
(なまえ)
あなた
大我、見落とした?
安井謙太郎
安井謙太郎
あー、違うよ、あってるあってる
井上瑞稀
井上瑞稀
あってんの?
安井謙太郎
安井謙太郎
だって俺片付けてたから
京本大我
京本大我
あっ…
(なまえ)
あなた
分かりにくいことしないでよww
安井謙太郎
安井謙太郎
なんか、ごめんww

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