第101話

Epilogue
552
2021/11/05 19:05
ー卒業式ー


2年後
(なまえ)
あなた
瑞稀事務所どこだっけ?
井上瑞稀
井上瑞稀
えっ、…だけど?
(なまえ)
あなた
あー、私そこのマネだから
井上瑞稀
井上瑞稀
だって、俺のマネージャーやるんでしょ?
(なまえ)
あなた
すんなりいけばいいけどね〜
あなたの友達「あなた〜最後に写真撮ろ〜」
(なまえ)
あなた
あっ、いいよ〜
瑞稀の友達「瑞稀、寄せ書きしてくんね?」
井上瑞稀
井上瑞稀
何書けばいいんだよww
瑞稀の友達「なんでもいいよww」
あなたの友達「ねぇあなた、あのイケメン誰?」
(なまえ)
あなた
えっ、どれ?
あなたの友達「ほら、あれ!」
(なまえ)
あなた
うげっ…
ごめん、もう家帰るわ
あなたの友達「あっ、うん?」
(なまえ)
あなた
瑞稀!
井上瑞稀
井上瑞稀
へっ?なに?
(なまえ)
あなた
やばそーだから逃げるよ!
井上瑞稀
井上瑞稀
えっ?!
正門前ー
中村嶺亜
中村嶺亜
あー、あなた遅かったね〜
(なまえ)
あなた
遅かったね〜じゃないよ?
中村嶺亜
中村嶺亜
ん?早く婚姻届け出しいこーよ
井上瑞稀
井上瑞稀
お前1回家行くぞ
(なまえ)
あなた
ほんと、空気呼んで欲しいわ
瑞稀の友達「あいつ…あのイケメンと知り合いか…?」
あなたの友達「今婚姻届けって言った…?」
瑞稀・あなたの家ー
中村嶺亜
中村嶺亜
早く行こ!
(なまえ)
あなた
だから…気が早いって…
井上瑞稀
井上瑞稀
誕生日の日に出せばいいじゃん
中村嶺亜
中村嶺亜
あー、その方がいいか
(なまえ)
あなた
3月28日?
中村嶺亜
中村嶺亜
えっ、4月2日じゃないの?
(なまえ)
あなた
えっ?
井上瑞稀
井上瑞稀
はぁ…
なら、明日行けば?
中村嶺亜
中村嶺亜
明日って?
井上瑞稀
井上瑞稀
3月28日
(なまえ)
あなた
私の誕生日じゃん
井上瑞稀
井上瑞稀
あなたちゃんの誕生日だけど、嶺亜とあなたちゃんが初めて会ったのもその日だから
中村嶺亜
中村嶺亜
………それだ!
(なまえ)
あなた
その日っていう手があったんだ!
井上瑞稀
井上瑞稀
てか2人の証人、書いてないしww
中村嶺亜
中村嶺亜
あっ、忘れてた
(なまえ)
あなた
でも、ここ書くのって1人しかいないでしょ
中村嶺亜
中村嶺亜
瑞稀、書いて
井上瑞稀
井上瑞稀
えっ、俺?!
(なまえ)
あなた
瑞稀がいなきゃ、何も始まんなかったよ
中村嶺亜
中村嶺亜
だからお願い!
井上瑞稀
井上瑞稀
しょうがないな…

あなたside
その翌日、婚姻届はしっかり出しました。

一応周りがどうなったか話しておくと

瑞稀はちょー売れっ子声優に

お兄ちゃん(謙太郎)はめちゃくちゃ腕のある内科医に

大我はブラック企業にはめられて…でもそこで初恋の子と再開し、いい感じらしいです。

そして嶺くんは、信じらんないくらいのモテ美容師に…

個人的には瑞稀のマネージャーやってるくらいかな…?

私、あの時私がいなきゃ良かったって思うことが多かった。だけど、今だから断言します。

私がいて、良かった

心の底から、そう思えるようになりました。

嶺くん、瑞稀、大我、お兄ちゃん

色んな人と出会って、自分の思いをハッキリ伝えて、時には喧嘩して大変だったけど、でも、今の私がいるのは、その4人に会ったから。

きっと、後悔する出会いなんてないんだと思う。

私はこれからも、様々な人と出会って、様々な経験をする

時には難しいこともあると思うけど、それに、立ち向かおう。

君は、誰かのおかげで、その人と出会えてるんだよ
ー[完]ー

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