第17話

16話目
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2021/01/03 11:26
無限列車の戦いは
乗客の中から死者は出なかった、それはやはり杏寿郎の実力と熱い心のお陰だろう。


だからこそ、自分も戦えた

あいつは生きていないといけない人間だ
杏寿郎は鬼殺隊の光なんだ。
戦闘状態の君
戦闘状態の君
お前が生きていないとたっくさんの人間の光を奪ってしまうんだ
煉獄杏寿郎
......あなたすまない
戦闘状態の君
戦闘状態の君
お疲れ様、寝んなよ
煉獄杏寿郎
...あぁ
炭治郎
あなたさん...
戦闘状態の君
戦闘状態の君
あ?
炭治郎
足が...
自分の足を見てみたら至る所に赤青くなって
血だらけの足があった
戦闘状態の君
戦闘状態の君
うっわwグロw
炭治郎
あなたさん...俺が煉獄さんを運びますから...!
戦闘状態の君
戦闘状態の君
腹刺されてるやつが何を言う
炭治郎
だけど...煉獄さんおぶりながら俺のことも支えてたら足がもちませんって...
戦闘状態の君
戦闘状態の君
いいんだよ
戦闘状態の君
戦闘状態の君
柱が後輩を守ったり、成長の手助けしたりする事
戦闘状態の君
戦闘状態の君
未来ある人間を守らない筈が無いだろう
炭治郎
っ.....(ジワァ)
戦闘状態の君
戦闘状態の君
泣くなw炭治郎、お前は強い子だ
炭治郎
泣いて...泣いてません...長男なのでッ
後日談だが、俺達が血だらけで
炭治郎は泣きながら
伊之助は怪我した車窓さんをポカポカ殴って
全逸は発狂しながら帰ってきたので
隠の奴らは心底驚いたそうだぞ
〜2日後〜
稲森
あなたさああああん!!!!!
円堂
あなたえええええええええええ!!!!
風丸&氷浦
おい!!ここ病室だぞ!!!
大谷つくし
もー皆さんうるさいですよ〜
君でーす
君でーす
お前はよく喋るな
野坂
あなたさん、足は大丈夫ですか?
君でーす
君でーす
あぁ、平気だよこんくらいよくあるし
坂野上
こんな大きいけが良くするんですか...
炭治郎
ん...あなたさん...?
君でーす
君でーす
お,炭治郎起きたか
君でーす
君でーす
しのぶ〜
稲森
あれの人誰ですか...?あなたさん
君でーす
君でーす
ん...?あぁあいつかんー
君でーす
君でーす
今はちょっと用事あるから...また後でな
ポンポン
稲森
わっ\\
慣れたようにベットから飛び降りる、そんで持ってさっきから聞き耳立ててるやつのとこに行く
君でーす
君でーす
そーそーお前だよ
ガラガラ、ピシャン!!!
君でーす
君でーす
久しぶり、千寿郎
千寿郎
あ...あなたさん...
ドアの近くで巾着を持ちながら涙ぐんでいる
杏寿郎の弟千寿郎が居た
_______________________
長い通路を二人で歩く、案外よく会ったりしたから最近の話とかをゆっくり歩く
そして目的地に着いた
千寿郎
...兄さん
君でーす
君でーす
...入るか
千寿郎
はい...
煉獄杏寿郎
.............
杏寿郎の病室だ
君でーす
君でーす
悪かった、俺がもっと早く向かっていれば...
千寿郎
いいえ!そんな事ないです
千寿郎
しのぶさんから聞きました
あなたさんが来なければ、今以上に酷かったと
千寿郎
本当にありがとうございました
君でーす
君でーす
.....
君でーす
君でーす
杏寿郎は、乗客の全員誰も死なせなかった
千寿郎
.....はい
君でーす
君でーす
そんで、こいつは死に物狂いで戦った
千寿郎
............
君でーす
君でーす
俺はそれにキレた
千寿郎
...........
君でーす
君でーす
「千寿郎を1人にすんなって」ってキレた
千寿郎
..............
君でーす
君でーす
あいつは、確かに強い。ただな
君でーす
君でーす
時にそれは自分を苦しめてる
千寿郎
え............
君でーす
君でーす
あいつの口癖は、「強いものは弱いものを守るそれが強いものに生まれた責務だ」と
君でーす
君でーす
確かに、強いものが守るのは責務かもしれない
君でーす
君でーす
だけど、強いものを大切にしている者がその者を失ってしまった時
君でーす
君でーす
それは果たして強き者に与えられた栄誉なのだろうか
千寿郎
.............
君でーす
君でーす
千寿郎
千寿郎
はい.....
君でーす
君でーす
お前は、強き者の弟としているが
君でーす
君でーす
時にそれはお前の重りとはなっていないか?
千寿郎
なんで......そうおもったんですか?
君でーす
君でーす
それは
君でーす
君でーす
何となくだな
千寿郎
え!?
君でーす
君でーす
何となく、こんな兄貴持ったら
千寿郎の性格上ちょっぴり自分を軽蔑してないかと思ってな
千寿郎
あなたさんは、なんでもわかっちゃいますね
千寿郎
確かに僕は柱である兄を尊敬しています
千寿郎
僕が本来継子になる筈だったでも
千寿郎
僕にはそんな才能なかった...
千寿郎は、話を進めるうちにどんどん声が枯れてきて、ポロポロ涙を流していた
千寿郎
だから、僕は
千寿郎
別の方法で皆様の力になりたいです
千寿郎
ほんの、ほんの小さな事でもいいです
千寿郎
兄のように、人を守ってくれる人の手助けを....!
千寿郎
させてください...
君でーす
君でーす
....千寿郎
千寿郎
ッ!
君でーす
君でーす
いい案じゃないか!
千寿郎
え...
君でーす
君でーす
確かに、最近鬼の活動が活発になってきている
君でーす
君でーす
蝶屋敷の人手が足りないと聞く
君でーす
君でーす
家事が得意な千寿郎なら多くの隊員の拠り所になるだろう!!!
君でーす
君でーす
流石だ千寿郎!!その案はなかった...
君でーす
君でーす
俺の場合、隊士の特訓云々しか出来ないからなぁ(頷く)
千寿郎
ほ、本当ですか...!?
君でーす
君でーす
あぁ、是非とも協力をして欲しい
君でーす
君でーす
例え、剣士になれなくとも
君でーす
君でーす
多くの人間を、別の方法で助ける方法。
それを出来るのは剣士ではできない
君でーす
君でーす
適任の奴はこの中ではそうそういない!!
君でーす
君でーす
千寿郎、君は
君でーす
君でーす
人を助ける事が出来るんだ
千寿郎
ッッッッッッ!!!
千寿郎
(ずっと、ずっと言って欲しかった)
千寿郎
(兄さんの言葉も僕にとっては心の支えだった)
千寿郎
(何時でも頑張れた)
千寿郎
(だけど、心の何処かで言って欲しかった言葉をあなたさんは僕に)
千寿郎
(言ってくれたんだ)
千寿郎
うぅぅ(ポロポロ)
君でーす
君でーす
おうおう、泣くな泣くな千寿郎
君でーす
君でーす
杏寿郎の前でないちゃ...
煉獄杏寿郎
千寿郎...あなた...
千寿郎
兄上!!!!
千寿郎
良かった!!良かった....
君でーす
君でーす
おそよ、杏寿郎
煉獄杏寿郎
ただいま、千寿郎 あなた

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