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第34話

グクと付き合うバージョン
255
2018/09/04 15:53
A子が先生に連れていかれた後のこと
テテ
テテ
あなた大丈夫っ?!
あなた
あなた
ん、大丈夫
ユンギ
ユンギ
ごめん……
あなた
あなた
いいよ、別に
グク
グク
あなた……
あなた
あなた
グク…あのさ
グク
グク
……
あぁ、俺
振られるんだ
てゆうか告白してねえけどさ、笑
けど、
俺はユンギに勝てねえよ、
俺、ちゃんと今笑顔かな
あなた
あなた
……グクっ
あなたが俺を抱きしめた
それを知るのには数秒かかった
グク
グク
……え?
あなた
あなた
ばかっ、
グク
グク
な、んで
あなた
あなた
ごめん、ユンギ、テテ、
ユンギ
ユンギ
おう。テテ、行くぞ
テテ
テテ
あ、うん
グク
グク
なにしてんの、
いやまじで、なにしてんのこいつ
なんで俺に抱きついてんの
普通ユンギに
あなた
あなた
グクのばか
グク
グク
なにやってんだよ、意味わか
あなた
あなた
グクが、泣くからっ
グク
グク
……え?
俺泣いてる?
あなた
あなた
なんで泣くのよ
あなた
あなた
グクっ、泣かないでよ
あなた
あなた
グク泣いてるの見るの嫌だ
グク
グク
っ、
んだよこいつ。
グク
グク
もー大丈夫だから、ユンギんとこ行けよ
あなた
あなた
え?
グク
グク
お前はユンギだろ、好きなの
あなた
あなた
っなにいって、
グク
グク
いいから行けよ!
あなた
あなた
……いやだよ、
あなた
あなた
私は…………
あなたの目はかすかに潤んでいた
まじでかわいすぎねえ?こいつ
グク
グク
なあ、
あなた
あなた
もう言おう
無理、限界
グク
グク
お前可愛すぎ
あなた
あなた
え、////?!
グク
グク
もー、なんなんだよ
調子狂う
俺はあなたを抱きしめた
あなた
あなた
グ、グクッ!?
グク
グク
好き
グク
グク
俺、お前のこと好き
グク
グク
てかこの前も言ったけど
グク
グク
俺、お前以外の女に興味ねえから
あなた
あなた
グク…
グク
グク
……わりい、困るよな
あなた
あなた
え?
グク
グク
ごめん
あー、なにしてんだろ
こいつはユンギだろ
こいつを今まで守ってきたのはあいつだ
なんで、俺、守んなかったんだ、
くそっ、
あなた
あなた
グク、私、今まで守ってきてくれたのはユンギだった
グク
グク
……
知ってるよ
あなた
あなた
私の全部を知ってるのはテテだった
グク
グク
……
そうだ、俺はこいつをなにも知らない
守ることもできず
こいつのことを知ることさえできず
そんなの好きってゆうのかよ、
好きになってもらえる訳ない
あなた
あなた
でもね、
あなた
あなた
私のことを隠れて守ってくれてたのはグクだよ
グク
グク
…は?俺は、何にも
あなた
あなた
ちがうよ
あなた
あなた
グクは私を守ってくれてた
あなた
あなた
それも私が見えないところで
あなた
あなた
今日もそうだよ、私に優しい言葉をかけてくれた
あなた
あなた
テテと一緒に探してくれた
あなた
あなた
ありがとう
な、んで…
グク
グク
あなた……俺、
あなた
あなた
グク
あなた
あなた
私も好きだよ
あなた
あなた
ずっっと、好きだったよ?
あなた
あなた
ね、知ってた?私たち、昔あったことあるの
グク
グク
……え?
あなた
あなた
昔、一度だけね?
あなた
あなた
昔、私お母さんとお父さんと
あなた
あなた
出掛けてたんだけど、迷子なっちゃって
あなた
あなた
夜までずっと1人で公園で泣いてたの
あなた
あなた
そんな時野良犬に吠えられてて怖くてさ
あなた
あなた
それでまた泣いてたらそこにグクが来たの
あなた
あなた
グクは犬をどこかに逃げさして
あなた
あなた
すぐに私に大丈夫?って
あなた
あなた
それでお母さん達に見つけて貰うまで一緒にいてくれたんだよ
あなた
あなた
その時からグクは私を守ってくれてたんだよ
グク
グク
……
そんなこと、あったっけ?
なんで俺忘れてんの
そんな大事な思い出。
あなた
あなた
私、その時からずっとグクが好きなんだよ
グク
グク
……
あなた
あなた
グク、ぽかーんってしてる
グク
グク
や、だって
あなた
あなた
私と付き合ってください
グク
グク
……それ俺が言いたかった
あなた
あなた
もー、いいじゃん!
グク
グク
俺でいいの?
あなた
あなた
グク以外興味ないし
グク
グク
嘘つけ
あなた
あなた
ごめん、ㅎㅎㅎ
グク
グク
……ありがと、あなた
あなた
あなた
こちらこそ!ありがと、グク




終わり

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