第126話

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2022/08/23 13:32
あなた『美味しいです!』

恭平『良かった』


恭平さんが作ってくれたのはサンドイッチ。

簡単な料理だけれど、恭平さんが作っただけで特別になる。

私は口いっぱいに頬張った。

恭平さんはそれを見つめる。






あなた『…なんでそんな見るんですか』

恭平『いや、可愛ええなって』


そう言って優しく頭を撫でる。

真顔だけれど、何故か愛おしそうに見えて。

こっちまでドキドキしちゃう。







恭平『今日、もう帰んの?』

あなた『…もうちょっといたいです』

恭平『じゃあ、仕事ついてくる?安全な場所はあるから大丈夫や』

あなた『いいんですか?』

恭平『あぁ、ええよ』


私はカフェオレを飲みながら恭平さんを見つめる。

恭平さんの首元のネックレスが気になる。






恭平『…』

あなた『…!』


恭平さんはネックレスを外すと

私の後ろにまわり、私の首につけた。







恭平『…欲しそうやったから』

あなた『…まぁ』

恭平『嫌やった?』

あなた『嬉しいです』


たしかに、おしゃれで気になってた。

でも、恭平さんの首から外れると

何か違うようで。







あなた『…恭平さんとお揃いのネックレスが欲しいです』

恭平『…可愛ええ』


そう言って後ろから抱きしめてきた。

髪がくすぐったくて笑ってしまう。







恭平『…仕事前行くか』


恭平さんがボソッと呟いた。






あなた『どこに?』

恭平『秘密』


そう言って優しくうなじにキスをした。



うなじへキス

その意味は

“守ってあげたい”

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