あなた『…ん』
大吾『あ、起きた』
目が覚めると目の前に西畑さんが。
私は慌てて起き上がる。
あなた『え!?』
大吾『おはよ♡』
あなた『…』
流星『あなたさんに会いたかったみたいです』
あなた『…は、はぁ』
大吾『まだ恭平にはバレてへんから大丈夫やで』
そう言って私に近づく。
すると私のネックレスを取る。
あなた『…それ、恭平さんから貰った…』
大吾『やろうな(笑)』
流星『…』
すると西畑さんは流星さんに渡した。
流星さんは無言で受け取り、どこかを押した。
流星『…やっぱり…』
大吾『これに気づくなんてさすが流星!』
流星『だから今までバレてたんですね』
大吾『ほんま心配症やなぁ』
流星『まぁ、僕らが原因なんでしょうけど』
さっきから何の話を?
すると携帯が鳴った。
あなた『…!』
流星『失礼』
あなた『あ!』
すると流星さんに取られてしまった。
動きが速くて気づかなかった。
大吾『なぁ、これ何か分かる?』
あなた『…え?』
そう言ってネックレスを見せる。
すると大吾さんは携帯を触り始める。
何か設定している。
大吾『ほら』
あなた『…』
すると私の位置情報が。
このネックレスは
GPS?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!