第128話

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2022/08/30 11:57
少し経った時、店員さんが来た。

優しそうな顔をしている。



店員『そちらの女性は?』

恭平『あぁ、彼女や』


そう言って肩を引き寄せた。

恭平さんを見ると優しい顔で見つめる。





店員『高橋様の元に、素敵な方が現れて良かったですね』

恭平『そうやな』

店員『こちら、サービスでございます』


そう言って恭平さんにネックレスの箱とは別の箱を渡した。







恭平『?』

店員『オリジナルのハンカチ2枚でございます』

恭平『あぁ、ハンカチか』

店員『お揃いのものを持っていると心も通じ合える気がしませんか?』


そう言って微笑んだ。

素敵な店員さん。






恭平『たしかにな、ありがとう』

店員『はい、お仕事頑張ってください』

恭平『あぁ』


すると恭平さんは私の手を握って店を出た。

そして車に乗る。









恭平『気に入ったんか』

あなた『可愛いデザインですもん!』

恭平『これとちょっと違うんやな』


私は2つのハンカチを見る。

可愛い。






恭平『違うやつやけど、2枚使うか?』

あなた『だめです!恭平さんとお揃いじゃないと意味ないですもん』

恭平『…可愛い』


そう言って優しくキスをした。







あなた『恭平さん!外ですよ!』

恭平『車の中や、外ちゃうよ?』


そう言って意地悪く笑う。

そのままキスを続けた。









恭平『…』


その時、恭平さんが何かを見ていたなんて知らなかった。

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