第31話

さんじゅういち
831
2021/01/31 23:00
宮舘side
やってしまった
朝ぐったりした彼女の横で彼女の髪を撫でる
こんなことするつもりっじゃなかった
けど、昨日翔太にキスされたって知って嫉妬したんだと思う
彼女に男として見られていないことも分かっていた
だから余計に俺のことを見て欲しくて
償いにはならないかもしれないけど、きっと腰痛いと思うから温かいタオルを持ってきて腰を温める
今日は午後からYou Tubeでダンスの撮影する予定だけど大丈夫かな
樫「んっ、」
宮「おはよう、昨日はごめんね?具合はどう?」
樫「腰痛い…」
宮「ほんとごめんね?これ温かいタオル。ご飯作ってくるからゆっくり寝てて?」
寝ぼけている彼女が可愛くて唇に軽いキスを落としてから朝食作りにいく
朝食が出来上がり寝室に運ぶと彼女は二度寝していた
こういう所が無防備で襲われる要因の1つなんだけどなぁ
宮「あなた?起きれる?」
樫「起きてるぅ…ご飯のにおい…りょたくんあーんして…」
寝起きのあなたはいつもよりバブい
そんな可愛らしい姫の世話をやいて家まで送っていく
宮「あと数時間でマネージャー迎えに来るからね?それまでに支度しておきなよ?」
樫「はーい、ねぇ涼太くん。僕誰とも付き合わないからね。例えそれが好きになった人でも」
宮「…分かってるよ。俺も翔太も。分かった上で好きなんだ」
樫「僕より良い人いるから、」
悲しそうなあなたの顔を見たくなくて強く抱きしめる
宮「じゃあまた後で」
樫「うん」
彼女が幸せになれるんだったら相手が俺じゃなくてもいい
彼女の笑顔が守れたらそれでいい

プリ小説オーディオドラマ