第40話

よんじゅう
684
2021/02/10 18:50
今日はドラマの撮影初日
気合入れて頑張るぞっ!
スタッフ「主演の樫木あなたくんです!」
樫「SnowManの樫木あなたです!ドラマは初めてで至らぬ所もありますが、精一杯頑張ります!よろしくお願いします!」
スタッフ「恋人役の斎藤れいさんです!」
斎「斎藤れいです、よろしくお願いします」
そう、このドラマは恋愛系で僕の恋人役が若手女優さんだ
とてもキレイだけどスタッフさんにはあまり愛想がない感じの子だな…
斎「あのぉ、樫木くん?よろしくね!あなたくんって呼んでもいいかなぁ?」
樫「あ、よろしくお願いします!全然いいですよ」
斎「良かったぁ。アタシのことはれいって呼んでね?」
樫「分かったよ、れいちゃん」
なんか凄いグイグイ来るなぁ…
斎「ねぇあなたくんって彼女いるの?」
樫「いないよー!」
斎「そうなんだぁ!あなたくんかっこいいから居ると思ってたぁ!」
樫「ありがとう。でも僕アイドルだから彼女は作らないって決めてるんだ!」
斎「ふーん、そうなんだぁ。じゃあさ好きなタイプは?」
樫「んー、一緒に居て楽しい子かな?れいちゃんは?」
斎「アタシ元カレによく一緒に居て楽しいって言われるぅ!
好きなタイプはねぇ、あなたくんみたいにかっこいい人っ!」
樫「照れちゃうからあんまりカッコイイって言わないで…」
斎「きゃー!あなたくん顔真っ赤!可愛いぃー!」
ちょっと苦手なタイプだけどとりあえず悪い人では無さそうなので安心した
初日の撮影はスムーズに終わり監督からも演者さんからも初めてなのに上手って褒められた
この後は事務所に寄らないといけない用事があるのでさっさと帰る準備をする
斎「あなたくーん、一緒に帰らない?」
樫「れいちゃんごめんね?今日事務所寄らないといけないんだ…」
斎「えー!アタシもっとあなたくんと一緒に居たいー!あ、そだ事務所ついていってもいい?」
樫「それは僕が怒られちゃうかも」
斎「えー、じゃあ今度デートしてっ!」
樫「デート?」
斎「そうっ!美味しいお酒置いてあるとこ知ってるからさっ今度行こうよ!」
樫「うん、予定が合えば行こうね」
斎「やったー!じゃあ今日は帰るね!お疲れ様!」
嵐のような人だなぁ
この時の僕はこの人が後々厄介な問題をひき起こす原因になるとは思っていなかった

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