私はいつもどうり学校へ、行った。家族にも嫌われ、友達も私に近寄らなくなった……。
騒がしい… 今日も私には誰も近ずかない。そう私は
独りぼっちなのだから
小うるさい…今日転校してきた子だ。
と彼女はいい、元気な顔でみんなの方を見た。
と、みんなは言った。けれど私は言わなかった。
そして1時間目が終わり、放課後になった。
私以外の子達は玲萌の席の近くで楽しそうに話している。
そう、私に話しかけるまでは。
といい、最高の笑顔で私の方を見た
うるさい。けれどなんで?何故か心があたたかい。 その暖かい理由はすぐに分かった。 そう、はじめて私と目を合して話してくれた。
だんだん玲萌とも、仲良くなり学校が楽しくなった。私がいじめられそうになった時はいつも守ってくれた。そんなある日。
その事を聞いて、私はあたたかい心がすぐに凍った…
やっぱり。私の近くに寄って喋ってきたものは、すぐに消えてしまう。
でも、なんで?慣れっ子なはずなのに。はずなのに……
なぜいつもより心が苦しいの?その数日後私は色んな感情を持った。
またひとりぼっちなの?ゴメンね……玲萌が居ない世界なんて私がいても関係ない。そして私は、かもめ学園の屋上から飛び降りた。
そして私は静かに息を引き取った。
こんな夢を見た気がする。
といい、私を玲萌の手で、包み込んだ。
と玲萌はいい最初に私に見せた最高の笑顔を涙ありで、そして私はまた現実に戻った。
玲萌からあの時よく話したことを思い出した。
そして私は、怪異のままかもめ学園の転校生として死んだ友達の約束を守る為に残した分を楽しく過ごそうと思う。玲萌の分まで。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。