第6話

生きていた時の確かな記憶。
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2018/10/13 06:26
私はいつもどうり学校へ、行った。家族にも嫌われ、友達も私に近寄らなくなった……。
花側  すみれ
花側 すみれ
…………………………
クラスのみんな
クスクス 今日もあいつ来てる。いなくなればいいのにね!
騒がしい…  今日も私には誰も近ずかない。そう私は





独りぼっちなのだから
クラスのみんな
わー!可愛い!
澄合  玲萌
澄合 玲萌
はじめまして!!澄合  玲萌です!!!!!玲萌でいいですよー!
小うるさい…今日転校してきた子だ。
先生
それだけでいいか?
澄合  玲萌
澄合 玲萌
はい!!
と彼女はいい、元気な顔でみんなの方を見た。
クラスのみんな
よろしくー!
と、みんなは言った。けれど私は言わなかった。
澄合  玲萌
澄合 玲萌
…………
先生
えーと玲萌の席は…すみれの隣。
そして1時間目が終わり、放課後になった。
クラスのみんな
ねねー!玲萌ちゃんはどこから来たのー?
私以外の子達は玲萌の席の近くで楽しそうに話している。

そう、私に話しかけるまでは。
澄合  玲萌
澄合 玲萌
よろしくね!すみれちゃん!!
といい、最高の笑顔で私の方を見た
花側  すみれ
花側 すみれ
…………よろしく
澄合  玲萌
澄合 玲萌
うん!
うるさい。けれどなんで?何故か心があたたかい。  その暖かい理由はすぐに分かった。  そう、はじめて私と目を合して話してくれた。
だんだん玲萌とも、仲良くなり学校が楽しくなった。私がいじめられそうになった時はいつも守ってくれた。そんなある日。
先生
…………悲しいことだが、玲萌が……
住んでいたマンションの火事と一緒にいなくなってしまった。
その事を聞いて、私はあたたかい心がすぐに凍った…
やっぱり。私の近くに寄って喋ってきたものは、すぐに消えてしまう。
でも、なんで?慣れっ子なはずなのに。はずなのに……

なぜいつもより心が苦しいの?その数日後私は色んな感情を持った。
またひとりぼっちなの?ゴメンね……玲萌が居ない世界なんて私がいても関係ない。そして私は、かもめ学園の屋上から飛び降りた。
花側  すみれ
花側 すみれ
ハハ。いい人生じゃなかったけれど、楽しかったよ。ありがとう。そしてごめんね玲萌。
そして私は静かに息を引き取った。
こんな夢を見た気がする。
澄合  玲萌
澄合 玲萌
飛び降りちゃったんだ……
花側  すみれ
花側 すみれ
ごめんね玲萌!私、私、
澄合  玲萌
澄合 玲萌
大丈夫だよ!
といい、私を玲萌の手で、包み込んだ。
澄合  玲萌
澄合 玲萌
でも、すみれちゃんだけでも残した時間を取り戻して欲しい!
花側  すみれ
花側 すみれ
え?でも、行くなら玲萌も……!
澄合  玲萌
澄合 玲萌
ううん!すみれちゃん。怪異になっちゃうけど。私の全てを注ぎ込む!でも普通の人に見えるぐらいまで!
花側  すみれ
花側 すみれ
待って!私玲萌に会いたくて……
澄合  玲萌
澄合 玲萌
いいから!それじゃあすみれが行った頃には、八尋寧々って言う怪異が見える子が助けてくれる。じゃあね……
と玲萌はいい最初に私に見せた最高の笑顔を涙ありで、そして私はまた現実に戻った。
玲萌からあの時よく話したことを思い出した。
澄合  玲萌
澄合 玲萌
その八尋寧々ってゆう子と花子くんっていいゆう子が助けてくれるよ!もし行けたなら私も行くからね!
そして私は、怪異のままかもめ学園の転校生として死んだ友達の約束を守る為に残した分を楽しく過ごそうと思う。玲萌の分まで。

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