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2021/06/10

第7話

〜慰めと欲望〜
樋瀬空藍
樋瀬空藍
う…うぅぅ。ヒック
保健室に来てから、オレの胸に顔を埋めて泣いてる。

泣きすぎて呼吸も出来なくなってきて、過呼吸状態だ。
長谷川月希
長谷川月希
大丈夫だからな?時間を忘れて気が済むまで泣け。でも、まずは呼吸を整えろよ?呼吸困難なってんだから。
ホームルーム始まるまでとか言っていたけど、アレから30分。もうすぐ一時限目が始まろうとしている。

しかし、さっきの言葉の矢が刺さりっぱなしで泣き止むことすらできなくなってしまった空藍。

無理やり涙を止めて教室に言ったところで思い出して、また泣くだろうから気が済むまで泣いてもらうんだ。

クラスも違うから学校では休み時間と昼休みしか一緒に居られないけど、な。

今回はサボりって感じになっちゃうし、この事は教師をやってる空藍の母親(おばさんと呼んでいいのか分からないくらい若いので、昔からおかあさんと呼んでる)の耳にスグ届く。

それで空藍はサボったことに関して怒られるけど、オレが理由を話して何とか納得してもらうってのも何度かしてきた。
樋瀬空藍
樋瀬空藍
ごめッ…ごめん、ねっ!ヒック
長谷川月希
長谷川月希
謝らなくていい。深呼吸しろ。
樋瀬空藍
樋瀬空藍
ヒュッ…ハッ…ヒッ
呼吸がしにくいのは分かるけど…。

なんか、ダメなものがオレの中にどんどん来るんですけど?空藍さん?
ここまで良く紳士ずらできたな、月希。

お前は偉いぞ、月希。

だから、落ち着け?

変な欲望は捨てて、目の前の幼なじみを妹だと思って慰めろ。
自分にそう言い聞かせて、変な事は頭から払い落とした。

オレが空藍をそういう目で見てるって本人にバレたら、今の関係も崩れるだろうし。

距離を置かれるのも嫌だ。

それだけは避けたい。

だから、何がなんでも空藍にはバレないようにしたい。