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2021/06/30

第16話

長谷川月希
長谷川月希
おばさんは空藍が学校で何度も倒れてるの知ってますよね?それって、おばさんが与えた勉強時間とワークのページ数も関係してます。朝何しても起きないとか言ってましたが、それは当然です。だって、寝るのが朝方とかなんですから。やっと深い眠りに落ちた頃に起こされるんです。そりゃ、起きれませんよ。
長谷川月希
長谷川月希
勉強は大事です。人生、勉強の毎日です。しかし、もう少し量とか弁えたらどうでしょう。オレは空藍には健康で居て欲しいです。辛そうな・・・悲しそうな・・・助けて欲しいのに誰にも頼れない空藍なんて見てるこっちも辛いんです。お願いします。空藍に自由を与えてください。空藍に優しくしてあげてください。噂のせいで弱ってる空藍を優しく抱きしめるのが、親ですよね?
オレはここまで言うと、なんだかスッキリした気持ちになった。

今まで伝えたくても伝えれなかった思いを全て吐き出した気分だ。


おばさんはオレの勢いに驚いたのかずっと黙ったままだったが、やっと口を開いた。
樋瀬彩愛
そうね。私は空藍に対して厳しすぎたわ。空藍が生まれた時、しっかりした大人になって欲しい、まともな人生を歩んで欲しいと言う気持ちが大きすぎて、厳しくしすぎてしまったわ。空藍が満点を持って帰ってきた時も、本当は他の子達みたいに褒めてあげたかったわ。でも、褒めて次悪かったらどうしようと思うと、当たり前で通してしまったの。本当にごめんなさい。月希くんに言われて気付かされたわ。あの子の体調にも気づけないなんて、親失格ね。月希くんはあの子の事をよく見てる、最高の幼なじみよ。
さすがは教師というものか。

長文を長文で返してきた。

空藍と違って、一字一句を理解しながら聞いてるわけじゃないし、勿論どこかしら聞き逃してる場所もある。

それでも、最高の幼なじみと褒められて顔がボッと熱くなるのは嫌でもわかった。
長谷川月希
長谷川月希
ちょ、おばさん。その褒め方を空藍にもしてあげてくださいよ。
樋瀬彩愛
あら、照れてるの?月希くんも可愛い所がかるのね。
長谷川月希
長谷川月希
からかわないで下さいよ。
樋瀬彩愛
ごめんなさいね。分かったわ。噂が落ち着くまであの子の事は私が送り迎えします。
長谷川月希
長谷川月希
ありがとうございます。そろそろ授業ですので落ちますね。
樋瀬彩愛
はい、ありがとう。頑張ってね。
長谷川月希
長谷川月希
はい。
オレがそう返事をすると電話は切れた。

ま、何とか分かってくれた様でよかった。

オレは快く教室に戻ったが、噂自体が無くなった訳では無いから気を引き締めねぇといけないとな。