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2021/06/07

第5話

昇降口にて
俺は途中、空藍のことはどうでも良くなった。

体力の無駄なので昇降口着いたあたりで、追いついた空藍からガミガミと耳元で何か言われながらも、煩いなと思うだけでスルーしながら、二人が来るのを待った。
樋瀬空藍
樋瀬空藍
ちょっと?!聞いてんの?(怒)
長谷川月希
長谷川月希
ハイハイ…。
樋瀬空藍
樋瀬空藍
アンタねぇ!昔からその態度は…。
柊羽呉
柊羽呉
うるさっ…。門の方まで聞こえてきたんだけど。
伯田琉
伯田琉
どんな鍛え方したら、そんなでかい声が出るのか…。
空藍が一人で騒いでいた時、心底呆れたという感情と煩いなと言う怒りのオーラを同時に放ちながらも琉と呉は学校に来た。

二人曰く、空藍の声は門まで聞こえたのだとか。

だが、こんなの学校の日には毎日なので、誰も何も言わない。

通りすがりの同級生や先輩には、痴話喧嘩だとか夫婦喧嘩だとかイジられたりもしてるけど、心底どうでもいい。

確かに、オレ自身は小さい頃から空藍のことは好きだ。可愛い一面も知ってるし、学校以外で見せる、オレしか知らない顔もある。空藍を外見だけで判断して近付く輩はぶっ飛ばしてやればいい。

空藍の本当の性格は、凶暴だけど実は甘え下手なだけの構ってちゃんだし、言わなくても分かるでしょ?みたいな感じでツーンと無視してきたり。

ま、オレにとったらそんな面倒臭い一面も含めて好きなんだよな。本人には言わないけど。
樋瀬空藍
樋瀬空藍
煩いわね。ゴスペル習ってると、自然と声量が大きくなるのよ。普段は気を付けてるけど、コイツが。
柊羽呉
柊羽呉
また、人のせいにするんだね。月希は関係ないじゃん。
伯田琉
伯田琉
どうでもいいけど、それって貴方が悪いのであって、月希は悪くないんだよな。
樋瀬空藍
樋瀬空藍
なんなのよ!アンタたちは。ドライ過ぎないかしら?
ま、何でもオレのせいにして、自分は悪くないですって言って来るあたり、すげぇ面倒臭いけど、こんな態度取られてもずっと付き合っていられるオレはもっと凄いと思うんだ。

琉や呉の性格上、空藍は面倒臭いこの上なく、ワザと突き放すようなこと言ったり、無視したりと(空藍からしたら)イジメみたいな事してるけど、二人からしたら空藍はどうでもいいのであって、どんなに騒いでいても収まるまで無視しようと放置プレーをするのだ。

(ま、その態度が逆に怒らせるんだけどな。あの構ってちゃんに関しては。)