第8話

第6話 ○○王国では。。。
31
2019/07/26 11:56
~○○王国~
お兄様
お兄様
はぁ、はぁ。
汗を泥に汚れた手で拭った。
お兄様
お兄様
響。どこなんだ!
返事をしてくれないか!?
メイド
メイド
??窓の外から叫び声が聞こえる。
メイドはそっと窓の外の庭に目をやった。
メイド
メイド
!!?お兄様!?
タッ。タッ。タッ。
お兄様
お兄様
俺が、俺があんなことさえ言わなければ!
メイド
メイド
どうしたのです!?
お兄様!怪我はしていませんか?
メイドはそっと布を肩にかけた。
お兄様
お兄様
響がっ、居なくなったんだ!
ゼェゼェと息を荒らげて言うお兄様に
メイドは目を丸くして止まった。
メイド
メイド
そ、そんな。
ごめんなさい!!私の不注意で!
メイド
メイド
王様と女王様にお伝えしなければ!
お兄様
お兄様
待ってくれ!
僕から言いたいんだ。
メイド
メイド
そんな、私のせいですのに。
お兄様は首を思いっきり横に振った。
お兄様
お兄様
違うんだ。
僕のせいなんだよ!
メイド
メイド
お兄様
お兄様
とにかく、今は急いで王宮へ行かなくては。
メイド
メイド
は、はいっ!
~王宮の間~
お兄様
お兄様
お義父さま!お義母さま!
王様
王様
どうしたんだ。魅浬。
女王様
女王様
そうよ、そんなに慌てて。
息がままならない。
お兄様
お兄様
ひ、響がッ消えてしまいました!
王様
王様
それは、本当か?
お兄様
お兄様
はい。
魅浬が泣きそうな顔をすると
王様の顔が強ばった。
女王様
女王様
っっっ!
女王様が口に手を当て目を小さくする。
王様
王様
焦るな。今から軍を出す。
魅浬。後で話を聞こう
お兄様
お兄様
はい。ありがとうございます。
女王様
女王様
そんな、響。。。
泣いている女王様の肩に王様は手を乗せ
「大丈夫だ」と囁いた。
そして王様はマイクのようなものに喋り始めた
王様
王様
娘が居なくなった!
直ちに探し出すように!!!
王様
王様
さぁ、魅浬。こちらへ来なさい。
お兄様
お兄様
はい。。。お義父さま。
魅浬は悲しそうな悔しそうな顔で
王宮の別室へ入っていった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ニート
ニート
今回は王国のその後ということで、
響のお兄ちゃんが出てきましたー!
ニート
ニート
お兄ちゃんの名前は魅力の魅と
氵(さんずい)と里(さと)で
魅浬(かいり)と呼びます!
ニート
ニート
変な名前ですが。
大目に見て下さい!
ニート
ニート
今回も見てくれてありがとうございました!

プリ小説オーディオドラマ