第13話

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2021/01/04 08:28



その名前を聞いた瞬間、目頭が熱くなった。



ユンギ
ユンギ
覚えてるのか?
ジョングク
ジョングク
いえ、あッ!
ユンギ
ユンギ
どうした?
ジョングク
ジョングク
これ今日拾ったんです。
ジョングク
ジョングク
部屋の中で、


家から大学に行こうとしたとき、



ゴンッ、



指輪をベットの下に落としてしまった。



ジョングク
ジョングク
何処だ?


あった!



ジョングク
ジョングク
え?


この指輪そっくりだけど、違う。



俺が落とした指輪には俺の名前が入ってた。



でもこれは、あなたって書いてある。



現在に戻ります。



ジョングク
ジョングク
これです!
ユンギ
ユンギ
指輪?


ユンギサイド



グクから見せてもらった指輪には確かにあなたと書いてあった。



ジョングク
ジョングク
その指輪を見つけたとき
ジョングク
ジョングク
何故かわからないけど
ジョングク
ジョングク
涙が出てきちゃって、


それは多分あなたのことを忘れきれてないんだろうな、



グクにあなたのことを話そうか迷っている



あなたはみんなの記憶を消すことを願ってたからな、



ジョングク
ジョングク
ユンギ先生、あなたさんについて知ってるんですか?
ジョングク
ジョングク
もし、そうだったら教えてください。


あなた、許してくれ。



でも、グクには全て話さないとあなたが何か危険な目に遭いそうな気がするんだ。







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