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第1話

さよなら、私の恋。
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2018/09/27 12:18
私には、小学生の頃からずーっと
想い続けてきた人がいた。

名前は赤坂秀太。

秀太は私の大切な幼なじみで、私にとって
欠かせない存在だった。

私「日曜日空いてる?幼稚園行こ!」
秀「お、いいね!行こ行こ!!」

前までは遊園地や動物園、映画館とか
色々な所に出かけていた。

なのに。

私「秀太、明日予定ある?無かったら
映画館で新しい映画見たいんだけど」
秀「ごめん。明日は無理なんだ……ごめんね」

と断られるようになった。

もちろんショックだった。
彼女でも出来たんじゃないかと何度も何度も
不安になった。
だけどその度に私は違う、違うと
言い聞かせてきた。

だけど。

女「ねーぇ?奈々ちゃんはー?」
秀「奈々は学校にいると思うけど。」

知らない女の人といる所を何度も見かけた。

その時の秀太は私といる時より笑顔で
楽しそうに見えた。


その時、私はこの恋を諦めてしまった。

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