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第43話

XXの実力
千島ちしま 瑞樹みずき
っ…!!
意識を取り戻して飛び起きてみると、周りの景色はルピス病院ではなく競技場だった。
いきなり飛び起きたことにビビったのか慎が驚いたように俺を見る。
楠木くすのき しん
お、おは…
千島ちしま 瑞樹みずき
………負けた、か。
楠木くすのき しん
ああ、お前が撃たれてすぐに捺祢が降参した。
成瀬なるせ 冴羅さら
やりましたね!ユリちゃん!
ユリ
イェーイ!流石、天才な私!
俺と草鹿君を撃ったと思われる大きなスナイパーライフルを担いだユリと紙と鉛筆を片手に持つ成瀬さんは普通にハイタッチして喜んでいた。
俺、あんなデカい銃に撃たれて死んだのか…
ユリ
捺祢、まだまだだねー
音羽おとは 捺袮なつね
余計なお世話だ。
ユリ
分かった分かった。
自慢げなユリに捺祢は分かりやすく溜息を吐く。

まず何故、ユリがあの場にいたのか分からない。
草鹿君は俺達といたし、トランシーバーを使って居場所を伝えたりもしていなかった。
つじ 林太郎りんたろう
負けはやだなぁ〜…てか、何で僕達がルピス病院に行くって分かったの?
ユリ
春日君が私のこと嫌がってたから?
成瀬なるせ 冴羅さら
春日先輩、ユリちゃん嫌そうだった!
ユリ
まー、味方とは言っても君達にとっては私と捺祢は敵で変わりないし、黙り捺祢の方が私なんかより世渡り上手だしー、しょーがないんじゃない?
成瀬なるせ 冴羅さら
千里眼で冴羅のこと探したみたいですけどあの病院にいたの分身ですよ〜!生き物は操れませんが、思考は冴羅なんで!一緒にドラマとかで見たことある時限爆弾の絵も添えときました!
つじ 林太郎りんたろう
うわぁ、完全敗北…
草鹿くさか 春日はるひ
全部バレバレ…
瀬戸口せとぐち りゅう
瑞樹、相変わらずの不運だな。
千島ちしま 瑞樹みずき
うっせ…千早みたいなこと言うな。
『私達人間は何かを殺さないと生きることは出来ないの。それが人間以外か人間かって問題だけじゃん。』

『殺さなくても助かるのに他の命を殺す人間が1番醜い、憎い…私はそう思うの。』
千早の名前を口にしたことで青峡大学でユリが言っていた言葉を思い出す。

確かに俺は料理を食っていて、食べている肉に対して悲しいと感じたことはない。
何かを殺さないと生きることは出来ない、ご最もな意見で普通に正しい。
豚や牛の犠牲があるからこそ飯が食える。

今冷静になれば何か…他人事じゃない気がする。
さっきは千早に向かって何言ってんだ、と思ったけど実際は俺も人や動物の死の上で生きて ────
ユリ
もしもーし!!!
千島ちしま 瑞樹みずき
うわっ!!!
ユリ
うわっ!って……これ、早く貰ってくれないと次に進めないんだよね〜
千島ちしま 瑞樹みずき
わ、悪い…
ユリ
はーい。じゃ、やっと耳がおじいちゃんな瑞樹君が取ってくれたのでルール説明を始めまーす!
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第3ゲーム『ペア戦』

・目標を2人1組で暗殺
・暗殺と同時にミッションも課せられる
・降参無し(目標は例外とする)
・目標役はユリと捺祢が交互に行う
・目標役は能力の使用を禁止する
 (ただしどんな武器でも使用OK)
・目標が死亡、戦闘不能、降参をさせるor先にミッ
 ションクリアしたペアの勝利
・他ペアの妨害OK
・裏切り行為はNG
・2人以上の死者が出なかった場合はくじ引きで死亡
 する2人を決める
・街にある国際公園でゲームを行う
・外野は近くの映画館でゲームを見ながら待機

⒈ 公園に仕掛けられた爆弾の解除
⒉ 公園にあるプールで5km止まらず泳ぐ
(交代あり)
⒊ 公園に生息する毒蛇を5匹捕獲
⒋ 公園の地面を半径5m、高さ10mの円柱型に掘る



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代々木よよぎ あかつき
なーんか、説明長ぇな…
ユリ
さっき誰かから文句つけられたんで、細かく書くことにしました〜!
多岐たき 朱音あかね
……要約すると、相手より先に能力を使わない君達を負かすか、このミッションをクリアしたら良いんだよね?
音羽おとは 捺袮なつね
そう、長くて分かりにくい…
ユリ
えー、ちゃんと書いたのにまた文句は酷くない〜?
音羽おとは 捺袮なつね
はいはい。
ユリ
えっと、私と捺祢が使う武器は私が作ります!でも、公園に送った時点で装備している物しか使用出来ないです!武器が無くなったらまぁ…拳で!
音羽おとは 捺袮なつね
はぁ…
福冨ふくとみ 一霖いちりん
ペアはどうやって決めるの?
ユリ
私と捺祢が公園でくじ引きまーす。ランダムって考えて貰えたら結構!ふぁぁ…
親指を立てたところでユリが欠伸をした。
捺祢が冷たい目でユリを見て、また溜息を零す。
何でこのタイミングで欠伸……
ユリ
…えっと、取り敢えず〜、もう始めちゃいたいから始めるね〜
音羽おとは 捺袮なつね
おい、お前な……大丈夫なのか?そんなに眠いなら先に俺行くけど…
ユリ
いやぁ、乱用すると眠くて…まっ、問題ないよ!じゃ、私先に公園行きまーす!
珍しく心配した捺祢にユリは笑いかけると手を叩く。
パンッ!という音と共に景色は変わり、映画館の席に俺達は座っていて、スクリーンには豊かな緑の公園を背景に箱を持つユリの姿。
くれ 葉月はづき
やった!さっきより席ふかふか!
福冨ふくとみ 一霖いちりん
競技場のプラスチックだから正直、個人戦団体戦の2連は痛いよね!
楠木くすのき しん
こいつら、危機感何処だよ…
千島ちしま 瑞樹みずき
あるわけない…
ユリ
『私の装備はーサバイバルナイフ2本、小型の折りたたみナイフ1本、拳銃1丁と銃弾の予備!では、1回戦目に出場する人は〜…ふぁ、っん"んっ!!』
欠伸を咳払いによって無理やり止めたユリは箱の中を探り4枚の紙を取り出した。
そして、中身を見ると面白そうに笑う。
ユリ
『1回戦、笧三拓君と福冨一霖君 対 呉葉月ちゃんと瀬戸口龍君!スタート!』