無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第28話

XXの真偽 Ⅷ
ユリ
『では、選手交代!暁君は捺祢、どうにかしといてね〜!』
パンッ!と手を合わせると共にスクリーン越しに見ていたユリちゃんが目の前に立っていた。
ユリ
あれ、よく一緒にいる人ばっか?まぁ、くじだもんね〜
楠木くすのき しん
確かに見慣れた奴ばっか…
くれ 葉月はづき
え〜…
ユリ
はい!メンバー紹介!Aチームには瀬戸口龍君、楠木慎君、呉葉月ちゃん!対するDチームには千島瑞樹君、辻林太郎君、酒葉実ちゃん!
酒葉さかば みのり
相手、偉人ばっかじゃないですかぁ…
つじ 林太郎りんたろう
ノーマルの先輩も思いっきり相手の鳩尾に拳めり込んでましたよね〜
くれ 葉月はづき
うっ…そのことは忘れようよ〜!
瀬戸口せとぐち りゅう
お前が相手か〜、瑞樹。
千島ちしま 瑞樹みずき
ほんっと最悪だわ…
見た情報から考えた予測でしかないけど瑞樹の能力が効くはノーマルのみ。

偉人にも効くならさっきの冴羅ちゃんの能力も全部消えてたはずだし。
ユリ
交代は使う?別にどっちでもだけど。
瀬戸口せとぐち りゅう
こっちは大丈夫。
千島ちしま 瑞樹みずき
お前の助けなんか借りたくない。
ユリ
あははっ!そうだよねぇ?じゃ、これが地図でートランシーバーでーイヤホン!
ユリちゃんは瑞樹のわざと感満載の皮肉な言い方を笑顔でスルーしてゲームの進行を進めていく。

少し不満そうな顔をした瑞樹を見て俺は軽く笑う。
瀬戸口せとぐち りゅう
そんな不満そーな顔すんなって。
千島ちしま 瑞樹みずき
はっ、マジでこいつ嫌い…
ユリ
面と向かって悪口言わないでよ!繊細なハートが傷付いちゃう!
酒葉さかば みのり
いや、絶対思ってませんよね!?
実ちゃんのキレのいい突っ込み。

笑いそうになるのを我慢していると、辻君があのさ?と少しだけ引き気味の笑みを浮かべてユリちゃんに声をかける。
つじ 林太郎りんたろう
さっきから戦闘の為にユリちゃんから貰ってるんだけどさー…ユリちゃんの体力に底が見えないんだけどー何で?
ユリ
そりゃ、天才ですから!
千島ちしま 瑞樹みずき
バカの間違えだろ…
ユリ
まっ、そんなのどーでもいいよ!試合、始めてOK?
瀬戸口せとぐち りゅう
おう!
千島ちしま 瑞樹みずき
ああ。
ユリ
第二試合、A 対 D!よ〜い…始めっ!
始め、と共に体が浮き上がるとさっき同様、俺達は四方八方に飛ばされていく。
瀬戸口せとぐち りゅう
おー…こんな感じなのか〜…
空を切る音が少し耳に痛いなんて余裕ぶったことを考えた俺だったが、能力の対策とか戦略はどうするべきかと思考を巡らす。
能力を無効化する瑞樹は多分、葉月ちゃんじゃ無理だから俺と慎で何とかして…

植物操作の実ちゃんは攻守、どっちでもいけるから、攻撃してくる前に取り押さえたとして……

………………問題は辻林太郎君。
瀬戸口せとぐち りゅう
彼なぁ…
よく聞く噂を思い出して、俺は一人で笑う。

段々と体が地面に向かい始めて、そろそろフィールドに着くことが予測できる。

どうにかなるか…と俺は溜息混じりに呟くと受身を取れるように体勢を変えたのだった。