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第4話

XXの為に IV
まずは酒場さん本人の意見を聞くべきか…。
千島ちしま 瑞樹みずき
無いとは思うけど、一応…酒葉さん。万引きしたことある?
酒葉さかば みのり
実、そんなことしませんよ…!万引きなんて犯罪だし…
深海ふかみ みぞれ
園芸部で花壇を綺麗に保とうとしている姿とかなら私もよく目にします。
四月一日わたぬき 柊也とうや
僕も無いと思いますよ。クラスのみんなから好かれる性格してますし。まぁそれが作ってるとしたら別ですけど。
もう回答済みなのか、四月一日君がポケットから手を出し見ながら呟く。
本能寺ほんのうじ 千早ちはや
なら、いいんじゃない?その2人の意見を聞いた上でどう思うかは個人の自由だしさっさと投票しようよ。
福冨ふくとみ 一霖いちりん
だね。
みんながポケットに手を入れたのを見て、俺も流れに任せて手を入れる。
でも、スグに決めることは出来なかった。
大人しい子が意外に黒いってこともあるからな…
見たところ、酒葉さんは絶対にしなそう。
でも、それが果たして本当なのか?
……いや、疑ったらダメだ。
千島ちしま 瑞樹みずき
…信じろ、俺……。
数分間唸った俺は✕のスイッチを押す。
その瞬間ガチャ、という音とともに鍵が開いた。
楠木くすのき しん
まーったく、誰だよ。おっせーなぁ
くれ 葉月はづき
まぁまぁ、ねっ?次、次!
千島ちしま 瑞樹みずき
次の教室か…
福冨ふくとみ 一霖いちりん
この1階上の理科室なんてどう?
四月一日わたぬき 柊也とうや
いいんじゃないですか?
一霖の意見で俺達は階段を上り、上の階へ。
相変わらず静かな廊下の先に理科室と書かれたプレートが見えた。
酒葉さかば みのり
見えて来たけど…誰が開けます?実と千島先輩は開けたのでそれ以外…
くれ 葉月はづき
わ、私の出番はまだかなぁ…?
四月一日わたぬき 柊也とうや
……先輩達に先に開けさせるのも何ですし、僕が開けますよ。
理科室の前に着くなり四月一日君が静かに扉を横に動かして中に入る。


俺達もあとから入る。
全員が入ったところで予想通り、鍵が閉まる。
理科室独特は薬品の臭いがした。
周囲を見回して見るが、最初やさっきのキャンパスのように目につくところにあの紙は無い。
深海ふかみ みぞれ
無い、ですね。
楠木くすのき しん
無いな…
千島ちしま 瑞樹みずき
ん?何かあるぞ?
俺が見たのは一番奥の机、蓋がされたビンが置いてあって、その隣には少し使われたBTB溶液。
福冨ふくとみ 一霖いちりん
うわぁ…液体の色、凄い青い。
本能寺ほんのうじ 千早ちはや
もし、アイツらがこれ使ったんならそれはかなり強いアルカリ性だね。
くれ 葉月はづき
あれ?この中、紙入ってない?
しゃがんでビンを横から見た呉さんが呟く。
酒葉さかば みのり
ほんとだ…このビンを開けて取れ、ってことですかね?
楠木くすのき しん
なら、さっさと開けようぜ。
千島ちしま 瑞樹みずき
いや、ちょっと待て。
蓋を取ろうとした慎の手首を掴む。
楠木くすのき しん
何だよ。
千島ちしま 瑞樹みずき
何か嫌な予感がする。
四月一日わたぬき 柊也とうや
僕もです。
福冨ふくとみ 一霖いちりん
もぉ、人体模型とかに貼ってあるとかでいいのに〜…
本能寺ほんのうじ 千早ちはや
今更遅いでしょ。確かにこの液体が何かを見る前に開けるのは良くない。
四月一日わたぬき 柊也とうや
蓋がしてあることから混ざっている物が空気より重い可能性がありますね、あとアルカリ性となったら…僕的にはアンモニアが一番有り得るかと。
酒葉さかば みのり
アンモニアって危ないあれ?
福冨ふくとみ 一霖いちりん
うん。皮膚にかかったら痛みと共に肌が…確か常温だと気体らしいからそれ開けたらアンモニアがこの密室に放出しちゃう?
くれ 葉月はづき
そういえば、ちょっと臭いかも?何かトイレみたいな…
楠木くすのき しん
アンモニアって尿にも含まれてるからじゃね?
千島ちしま 瑞樹みずき
どうすんだ、これ…
普通に問題もくれないのかよ、と呟きながら液体の中に折り畳まれている紙の内容が見えたりしないかと覗いて見たりする。
十分くらい何も出来ずに立ったところでずっと黙り込んでいた深海先輩がいきなりビンを掴んだ。
福冨ふくとみ 一霖いちりん
え。
深海ふかみ みぞれ
開け……いや、もう取ります。
ビンの蓋を開けると、深海先輩が指を液体の中に突っ込んで紙を摘み取り出した。
酒葉さかば みのり
嘘ですよね!?ま、窓!!
酒葉さんが慌てて窓に近寄るも窓は開かないらしくガタガタッ!とずっと音を立てていた。
くれ 葉月はづき
先輩!大丈夫なんですか!?
深海ふかみ みぞれ
ええ、もちろん。それにしても…本当にどうでもいい場所に時間を使った。これ、ハッタリみたい。
紙に書かれた内容を見て、溜息を吐いた深海先輩が俺達にも紙を見せてくれる。
《トラップでしたぁw》

ユリだよっ!
これ、アンモニア溶液と思ったでしょ?
残念ながらただの水に家庭科室にあった食紅で色を付けただけで〜すwww
あ、ちなみに刺激臭は納豆を最大まで腐らした物を薄めて、机に塗りつけたんだよ〜!
絶対に警戒して時間食ったっしょ?w
ちゃんと問題は目につくところにあるんだよね。
どーせ、誰も気にしてないだろうけど。
"灯台もと暗し"ってやつ?じゃ!頑張って!
言われてみれば、どうして蓋を開けていないのにアンモニアの臭いがしたんだよ…
本能寺ほんのうじ 千早ちはや
は?うっざ。
深海ふかみ みぞれ
ただの水にビビって10分以上…
くれ 葉月はづき
ちょ〜っと、ヤバいかもね。
四月一日わたぬき 柊也とうや
灯台もと暗し、ですか…
千島ちしま 瑞樹みずき
俺達が探してないところと言っても、一通りは探したよな?
楠木くすのき しん
ああ。
本能寺ほんのうじ 千早ちはや
……もしかして。
千早がちゃんと目には…、と独り言を言うと、教室の入口に向かった。
扉の上はガラスになっている。
そこに『問題』と書かれた紙が折り畳んだ状態でセロハンテープで貼られていた。
福冨ふくとみ 一霖いちりん
え〜、まさかの入口にあるの!?
酒葉さかば みのり
確かに灯台もと暗しです。
困ったような表情を浮かべる酒葉さんが手を伸ばして問題を取った千早に内容どうですか?と尋ねる。
うん、と言い問題を見ながら千早は戻って来ると俺達に見せた。
本能寺ほんのうじ 千早ちはや
さぁ、どうなの?四月一日。
《問題》
四月一日柊也は本当は男が好きである。
その問題を見た四月一日君は気にしていた赤い手から問題へと視線が釘付けになっていた。