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第30話

XXの真偽 ⅩⅡ
くれ 葉月はづき
あの〜…早くどうするか決めない?
瀬戸口せとぐち りゅう
慎が切れば早いだろ。
楠木くすのき しん
何で俺だけ痛いんだよ!!
全く進まない話し合いをずっとし続ける龍君と慎君に私は思わず溜息を零す。


折角、瑞樹君達の居場所見つけたのにこんなことしてると動いちゃうかもなぁ…


そんなことを思いながら私は2人を見て再度溜息。

私だって試合から逃げたい気持ちは凄いあるけど、それだと人任せ過ぎる。

嫌なことはみんなで分け合わないと!
でも、そうだとしても遅すぎ…
くれ 葉月はづき
もういいもん!!慎君なんかずっとイジられとけ〜!!!!
楠木くすのき しん
はぁ!?
バキッという音がすると私の体は空中にあった。

ついさっきまでいた躑躅川ビルは後方に見え、落ちる前にと視力を上げて瑞樹君達を探す。
んっと〜……ゆうらぎ公園、かな?
くれ 葉月はづき
よしっ!行っくぞ〜!!
ビルを踏み台にどんどん公園に近づいて行く。

ちょーっと破壊してるのは拓君に比べたら凄いマシ…だよね?うん、きっとマシ!!
くれ 葉月はづき
葉月!ここに参上!!!
千島ちしま 瑞樹みずき
えっ!?呉さ ──────
ドゴッ!!!
くれ 葉月はづき
あっ。
つじ 林太郎りんたろう
せんぱ〜い!!!!!!!!!
酒葉さかば みのり
今助けますよー!!!!!!!
ヒーローみたいにかっこよく登場するつもりが何かが違ったのか、瑞樹君の背中にドロップキックをする形で登場してしまった。

あっと思った時にはもう遅い。

瑞樹君の体はぶっ飛んでしまい遥か彼方へ………

実ちゃんが植物に乗って飛んで行った瑞樹君を追いかけて公園には林太郎君と私だけに。
くれ 葉月はづき
やっちゃった…
つじ 林太郎りんたろう
何処まで飛ぶんでしょうかね〜
瑞樹君が飛んで行った方向を見て笑う林太郎君。

これ、倒しちゃった方が良いのかな…なんて考えているとそう言えば!と林太郎君が私を見る。
つじ 林太郎りんたろう
葉月先輩!僕に奇襲のやり方教えてくださいよ!
くれ 葉月はづき
き、奇襲?





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瀬戸口せとぐち りゅう
慎…そろそろ覚悟決めようぜ…長い、普通に考えてみろ。治癒だけの俺はサポートくらいしか出来ねぇんだよ。
楠木くすのき しん
えー…
葉月ちゃんが行ったあとも俺はずっと慎が腕を切るかどうかでもめていた。

あくまで俺に出来るのはサポート。

治癒は攻撃として使えない。

やっと分かってきたのか慎が頭を抱える。
楠木くすのき しん
でも、あれかなり痛…………
瀬戸口せとぐち りゅう
いきなり黙ってどうした?
楠木くすのき しん
あれ、何かこっちに向かって飛んできてないか?
慎の視線の先を見ると確かに何かがこっちに向かって飛んできていた。

最初は葉月ちゃんかなと思ったが、よく目を凝らすと奥の方に緑が見え、俺は苦笑する。
瀬戸口せとぐち りゅう
あっれ〜…瑞樹アイツの能力に空を飛ぶ力なんてあったかなー…
楠木くすのき しん
ははっ、ねーだろ…
瀬戸口せとぐち りゅう
だよなー!まぁ、これは…ぶつかる。
俺と慎は屋上の端まで後退。

すると、案の定瑞樹が屋上に思いっきり叩きつけられるように着地した。
酒葉さかば みのり
うわぁぁ!大丈夫ですか!?先輩!!!
千島ちしま 瑞樹みずき
腹…痛ぇ……
さっきの緑色の何かも想像通り。

瑞樹を追いかけてきた実ちゃんの植物の色。
瀬戸口せとぐち りゅう
……。
……あの林太郎君はいないのか?

ここにいないなら多分今、葉月ちゃんと2人っきりって可能性が高くなるんじゃ…
瀬戸口せとぐち りゅう
あはは〜…意外とヤバいかも…
酒葉さかば みのり
あっ!龍先輩に慎先輩!!
楠木くすのき しん
げっ、見つかった。
瀬戸口せとぐち りゅう
お前が覚悟決めんの遅せぇから…
楠木くすのき しん
俺のせいなのかよ!
瀬戸口せとぐち りゅう
んなことより、どうするよ。葉月ちゃんは林太郎君といるだろうし、ここで俺達2対2だけど攻撃型なのは実ちゃんとお前だけだぜ?慎。
千島ちしま 瑞樹みずき
お前らよくも…
瀬戸口せとぐち りゅう
いや、関係ねーよ。
酒葉さかば みのり
女の子を特攻隊にさせてお喋りなんて最低ですね!!
瀬戸口せとぐち りゅう
だから、何もしてねーってば。
酒葉さかば みのり
先輩!私達でやっちゃいましょう!
千島ちしま 瑞樹みずき
ああ…そうだな。
背中を叩きながら立ち上がる瑞樹に実ちゃんが戦う気満々の構えで話しかける。

戦う気満々の2人に対して俺達は溜息を零した。
楠木くすのき しん
駄目だ、こいつら耳が遠い…
瀬戸口せとぐち りゅう
最っ悪…