第5話

【闇の国】
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2018/02/14 14:09
ユウ
「はぁ…」
村から出たのはいいが

行く先など全く決めてなかった

相変わらず俺は考えるより先に行動してしまう
ユウ
「とりあえず、ここから近い闇の国にでも行こうかな…」
闇の国…

闇魔法を得意とし戦いを好み他の国との交流を全くしない

孤立した国…っていう噂は聞いたことあるな
…そんな国行って大丈夫かな

俺正直、村以外の国とか行ったことないんだよな…

もしも闇の国に捕まって拷問とかされたら…!?

そんな事を考えながら歩いてると何かにぶつかった
ユウ
「あっ、すいません…前見てませんでした」
ぶつかった人に謝った

だがそのヒトは人じゃ無かった

目が3つあり体は水色で透けている

その姿は大昔に存在した
ユウ
「…魔物」
ユウ
「えっ!?まっ…魔物!?なっなっなんで魔物がこんな所に」
パニックを起こす
ユウ
「とにかく倒さなきゃだよな…?」
俺は護身用にいつも持っているナイフを魔物に向ける

足がガクガク言っている
魔物に物理攻撃なんて効くのか…?

でも俺は魔法なんて使えない

ない頭でいろんなことを考える

だが魔物はすぐ目の前まで迫っていた
殺られる…!

俺は死を覚悟して目をぎゅっと瞑った

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