『なぁーあなたー』
「な、何?」
『本音、言うてみ?』
「え、何で?」
『本音、あるやろ?』
『ほんとはーって』
「ほんとは、、、、」
『うん、』
「好きな人がいます、、」
『やっぱりなー、あなた絶対俺のこと、好きにならんって思っとった』
「ごめん、なさ、『神ちゃんやろ?』
「え?」
『好きなんやろ?神ちゃんのこと』
「な、何で?」
『お前わかりやすいねん』
「な、!」
『神ちゃんに勘違いされたくないんやろ?』
ただ喋っているだけなのに、
こんなに辛いんやな、
俺はあなたが好きやったんに
あなたの心に俺はおらん、、
あなたは神ちゃんしか見とらん、
辛いわ、
「ごめん、なさい」
『謝らんでええよ、俺が諦めればそれでええねん』
『やけどさ、俺多分あなたの事嫌いになれへんわ』
「う、うん、」
『俺はまだ、諦めてへんから、』
「はい、、」
『俺の前で、謝んなよ?』
やっぱ俺、あなたが好きなんやなー
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。