真綾「それでさぁ~、産休入った先生の代わりに来た先生、まじありえなくて~」
休み明け、学校に行ってすぐに英のことについて質問攻めされて、「友達からやり直すことにした」と色々(主にキスを)省略して説明してなんとか打破できた。
真綾のぶつぶつを聞きながら、あの返事が正解だったのか云々考えた。
……分かんないから、もう考えないでおこう。
真綾「ねぇあなた!それでさぁ」
あなた「!うん……それで?」
真綾「新しい吉井先生、ちょっと置きっぱなしにしただけで私のラケット勝手にしまうんだよ!?あり得なくない!?」
あなた「あぁ~それはいやだねぇ」
まぁ皆色々大変だよね、うん。
田中𝓈𝒾𝒹𝑒.°
田中龍之介16歳。
崖っぷちにいます。
目の前にいるのは同級生のバドミントン部。
俺はなぜか怒られてます。
……折角可愛いのに台無しな顔だなおい。
目の前の前田淳美ちゃんにバレないようにため息をついた。
いや、俺はね?
ノヤとのじゃんけんに負けて自販機に来ただけなんだよ。
そこで?
丁度?
一騒動あったバドミントン部と遭遇し?
なんか怒られた。
前田「おい田中!!聞いてんの!?この変態!サイテー!!前からキモいと思ってたけどこんなことするなんて!!」
……だから俺が何したんだよ。
田中「だから俺は__」
前田「きゃーっ!喋んないでよ変態!!」
……もう帰りたい。
前田「さっさと花田ちゃんの体操服返してよ!」
だーかーらー、盗んでねぇって……。
俺には潔子さんという素晴らしい方がいらっしゃるんだぞ?
そんなことしてる暇があったら眺めに行くわ。
前田の隣でグスグス泣いている花田と言う子は、多分1年生。
あーあ。泣くなよもう。
多分あなたちゃんならもっと落ち着いてんだろうな……なんて考えてるとまた怒られた。
前田「マジあり得ないんだけど!警察呼ぼうか!?」
……いい加減キレるぞ?
と、残りの何人かの1人が通りがかった女子に駆け寄っていった。
またギャラリー増やしてどうする気だよ……。
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ついに100話突破!!!
いつも読んでくれて応援してくれてコメントしてくれる優しいみなさんのお陰でここまで続けることができました!!(これからも続きます)
本当にありがとう!
記念すべき100話目になにか特別なことしたいなぁとか思ったけど上手く思い付かなくて挫折しましたすみません💧
これからも応援よろしくお願い致します!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!