私は今とても機嫌がいい。
なぜかって、今日がハロウィンだから!!
まぁ、外に出て仮装!
みたいなことはしないんだけどね、
恥ずいし、
てことで、今日は、お家ハロウィンデートなのです。
お菓子と、ジュースと、あと、ちょっぴり仮装できるものも...
ピンポーン
「はーい。」
「いらっしゃい。あ、持つよ。」
こんなことをスマートにできる彼はほんとに最高の彼氏だと思う。
「お、お菓子にジュースいっぱいあるじゃん。」
が机にお菓子やジュースを並べてくれている。
カントリー○ーム、パイ○実、ポ○キー、な○ちゃん等々、
甘いお菓子や、ハロウィンにぴったりなジュースを用意してきた。
「ん、これは?」
そう言って、彼が見つけだしたのは、
そう、彼が見つけだしたものは、
「猫耳?」
私が持ってきたちょっとした仮装できるものだった。
「あぁ、いいね。じゃあこれつけて。」
「だって、その為に持ってきたんでしょ。」
「いいよ、じゃあ俺はこのドラキュラのカチューシャでもつけようかな。」
そして私と は、仲良くプチコスプレをしたのです。
「ありがと、」
「うん、ばっちり。でもあなたの猫耳も可愛いよ。」
「んんー、俺お菓子持ってないんだけどな~。」
「お菓子ないから、いたずらして、」
「例えば、キスとか?」
「あれあれ、いたずらするんじゃないんですか~^^」
チュッ
「ピンポーン」
「ねぇ、」
チュッ
「Happy Halloween☆」
その日は甘い甘いハロウィンを過ごしました。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。