第7話

君に本気だから...
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2020/07/29 10:39
彼女side



君に本気だから、毎日が楽しくなった。

君に本気だから、学校「苦」ではなくなった。

君に本気だから、君が愛してくれた。

君が愛してくれたから、絶望なんて知らなかった。
「おはよう!あなたっ!」

君がいるから。
「ごめんな。こんな彼氏で」

君が、優しすぎるから。
今が、絶望でしかない。

お願い戻ってきて。

悪かったところは直すから。















1番怖いのは、望んでないのは、

君と別れることだから。




こんな、彼女でごめんね。

引き留めて、ごめんね。

でも、どうしても君から「別れよう」の言葉は聞きたくなかったよ。



頑張るから、もう1度チャンスを頂戴。

君をもう1度惚れさせます。

約束する。

絶対やって見せるから、どちらかの、命が尽きるまでに。


だから、「好きかどうか曖昧」だなんて

言わないで__、






























~5年後~

「そういや、あのころ1回別れかけたよな」
あなた

そうだよ、ほんとに辛かったんだからね。

「あなたがもう1度惚れさせるって、言ってくれた時は嬉しかったな」
あなた

何が「曖昧なんだ」だよ。

あなた

こっちの身にもなってほしいわ。

「だって、あん時あなた学校遅刻してったもんな」
あなた

そうだよ。朝から泣きっぱなしで。

あなた

授業もずっと上の空。

あなた

先生に「元気ないね」って言われたんだからね

「その節はほんとにごめん」
あなた

許さない

「え~」
「ごめんな」
あなた

...

チュッ
軽快にリップ音が響いた。
あなた

は!?

あなた

なんで!?

「だって、仲直りのちゅー」
あなた

いつ許したと?

「そんなの、俺がもう1回好きになったときでしょ」
あなた

なんで、しっt

「だって、すっごく幸せそうな顔に戻ったから。
 俺の大好きな、笑顔に」
あなた

////

「かーわい」
あなた

もぅ、バカ!!











1度ちぎれかけた糸はまた結びついた。

そして、私はまた君の隣で笑っていられた。

ありがとう。

こうやって、すれ違っても、思いが行き過ぎても、

また、2人で笑っていようね。

愛してる   ___、











案内人
今回はmamiiの理想をお届けしました。

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