彼女side
キーコーンカーコーン キーコーンカーコーン
「ということで、ここは(ー3+5)×yになるわけだ。
はい、じゃ今日はここまで姿勢・礼・ありがとございました。」
「ふふっ、途中寝てたでしょ」
「バレバレ、机にコテンて寝てたらばれるよ」
「さぁ、どっちでしょう?」
「ww」
今、私と話しているこの男。
一見ただじゃれあっているように見えるけれど、実は、
カレカノです。
全然カレカノぽくないって?
私たちはイチャイチャするより、幼馴染感覚でこうして楽しくしているほうがいいねって
話あったんだ。
「あっ!?」
「課題するの忘れた...」
「やばい、見して」
「お願いします。 様~」
「ありがとうございます。」
「www」
「これは、こうで...、」
渡した葉いいものの、事件が起きました。
がかまってくれない!!
「あと、1問」
「すねんなって、...はい、終わり」
「www、ほんとじゃこれ返すわ。ありがと」
「はいはい、昼休憩な。何がいい?」
「ジュースじゃねえじゃん」
「いいけど、またキャラメル?」
「わかったよ」
君はわかるかな?私がキャラメルが欲しいって言った意味。
きっと、君は分からないだろう。でも、いつか教えるね。
キャラメルの意味____、
あなたといると落ち着く_____。
「はーい、授業始めるぞ」
授業前の私のすてきな10分間💖
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!