第7話

1,124
2020/11/25 15:47
ディアソムニア寮

〜マレウスの自室〜
マレウス
む?このような書物持っていただろうか?
マレウスは見覚えのない本が自分の机上に置いてあることに違和感を覚え、その本を手に取った。
その本には…











































































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〝私を見て〟と書かれていた
特に不審な魔力を感じなかったため本を開くと…
パアァァァァッ!!!!!
開かれた本は部屋を埋め尽くすほどの
激しい光を放った
マレウス
!?
光が鎮まり本を見ると風が吹いている訳でもないのにパラパラと勝手にページがめくられていた
紙の一枚一枚に絵が描かれており、絵が動いているようにマレウスには見えた
“それ”には見覚えのある者が描かれていた
肩につくくらいの銀髪
切れ長で物事を真っ直ぐと見つめる青眼
日頃の鍛錬によって磨かれた身体
マレウス
…?
そして本の中の“彼”は自室にて眠りについた
眠りについた“彼”の側に影がいた
影は“彼”に何らかの魔法をかけてクスクスと笑った
そして“こちらの瞳を見て”はっきり言ったのだ
〝おいで〟と…
気になったマレウスは言葉通り行ってみる事にした
♪ .•*¨*•.¸¸♬✧♪ .•*¨*•.¸¸♬✧♪ .•*¨*•.¸¸♬✧♪
マレウス
ふむ…聞いたことのない旋律だ
部屋に近づくにつれ不思議な歌声が聞こえてきた
♪らん  らんらら  らん  らん  らん  ꁐ*・゚
それは目的の部屋から発生しているようだった
ᕷ*.らん らんらら らん らん らん らん らんらら らん
夢の中から引き戻さぬようドアをそっと開けると…
マレウスは何が何だか分からなくなり立ち尽くした
























その時の様子を再現したのがこちらの写真だ
























そう、シルバーはベッドの上をクルクルと
回りながら上昇と下降を繰り返していたのだ
天井につきそうになれば下降し
ベッドにつきそうになれば上昇した
歌のテンポに合わせそれを蹴り返す様は異様だった
しかも、当の本人であるシルバーは寝ているのだ










何往復後だろうか……立ち尽くすマレウスをセベクが発見し、その叫び声によりリリアが駆けつけ、シルバーを起こした後、学園長の元へと報告へ行ったのだった。

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