第22話

day.22
5,451
2020/12/07 13:56
不死川実弥side






あなた

ちょーっとしつれーいッ!!










どこから来たのか瞬きをした瞬間に現れた鬼。












見覚えがある、。










こいつ、前の柱合会議で居た、あの、、!!


















黒死牟
黒死牟
あなたか。

無惨様に言われてきたのか? 加勢をしなくても勝てるぞ。
不死川実弥
不死川実弥
あァ?







頭に血が上り、怒りに任せて斬り掛かろうとしたところ、またも悲鳴嶼さんに止められる。














鬼がいるんだぞ。










一体何を考えてんだァ?




































そう考えたのも束の間。











その女の鬼がこちらに向かって飛んでくる。














しかしそう思った頃には時透と玄弥のそばに居た。


















あなた

血鬼術___

不死川実弥
不死川実弥
逃げろ!!  時透、玄弥!!





























まずいことが起こったと身体が言う。













今でも酷い傷を負っているのに追い打ちを掛けて血鬼術を使われては、


















もう取り返しがつかなくなる____









































あなた

安楽視……
















その鬼と2人の周りがボヤける。













一気に燃えたと思ったら、炎が消えた時にはあいつらの傷は消えていた。




























むしろ、戦う前の万全の体制に戻ったような__





































時透無一郎
時透無一郎
ありがとう、あなたさん。

また助けられたな……
不死川玄弥
不死川玄弥
……?




























あなた?











時透はあいつの事を知っているのか??
























































黒死牟
黒死牟
何をやっている……あなた!!
















先程とは比べ物にならない空気の重さ。




























あなた

何、って。

人助けですけど。











平然とした顔で言うあなたという鬼はなんの罪悪感も感じぬ顔をしていた。



































































その時、移動の反動であなたの来ていた羽織が地面に落ちた。






































ヒラヒラと舞い降り、地面に落ちた羽織……



























































































俺に背中を見せていたあなたの背中には



























































“滅” の文字。















































































































あなた

悲鳴嶼さん。

少し手助けして……? 流石に私だけじゃ厳しいかも。

悲鳴嶼行冥
悲鳴嶼行冥
嗚呼。もちろんだ……





















































そうか、御館様はこいつを




























ずっと、秘密にしてたんだな……?











































おもしれぇ。










































悲鳴嶼さんはあいつが鬼の鬼殺隊であることを知っていたから、





































































斬り掛かろうとした俺らを止めたわけだ____

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