あなたside
鬼であるにも関わらず腕の中に抱きしめられる私。
甘露寺蜜璃さんも痣が発現してる、。
やっぱり鬼の紋様にそっくり。
となってくると、炭治郎の額に出ている痣にも関係ありそうだなぁ。
と、まじまじ甘露寺さんの痣を見ていると
と、ようやくお気づきになった様子。
時透無一郎くん同様、見かけた事のある私の顔をじっと見てきた。
可愛いのは、どちらでしょうか、。
きっと玉壺も半天狗もやられたことにより
また上弦の会議的なものがあるはず。
時透無一郎くんや、甘露寺蜜璃さんは私が悪鬼ではないと判断し
手を下しては頂けなかった。
この場にいる者の中ならあの二人しか
まだ 私を殺せない。 他は斬る可能性に欠けている。
斬って貰えないならさっさと帰ろうと思ったのに勢いよく腕を掴まれる。
このひょっとこのお面、気配、、。
さっき鬼に攻撃されても手をとめなかった奴か??
物凄い剣幕。
さっきあなた達を助けたから、私人間だって思われてるの??
鬼殺隊ではあるけど、私鬼だよ。
やはり気が付いて居なかったのかはっとした顔をするけど
再び頭をたれ、 “俺の刀を使ってくれ” と言う。
刀、刀、刀、、。
その男は全身傷だらけで人間とは思えない精神力だった。
人には魔が差す瞬間だってある。
ちょっとやってみようかな、なんて思った時にはもう遅い。
その男は大き頷いて里の奥に消えていった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!