あなたside
「あなた~、帰ろー」
この声は、私の彼氏であるこたろう。
「ごめんね、いまいく~」
岡崎「この後テニス行こうよ」
「いいよ~」
こたろうも私もテニス部で
たまに2人でしに行く。
近いから
岡崎「お願いしまーす」
staff「はい、ありがとうございます、こちらですね…」
岡崎「はーい、」
staff「がんばってくださーい」
岡崎「あなたこっちのコートでやって~」
「おけまる」
岡崎「っしゃ!勝った~」
「ねぇ、もう1回、もう1回」
岡崎「しょうがないなぁ」
「ありがとっ!」
こたろうは、めっちゃ上手い
私勝ったことなんて、ね(笑)
岡崎「ねぇ、ちゃんとやってる?笑」
「やってるよ、ちょっと手加減してよ」
岡崎「じゃあ、いまから1回だけ試合やって、あなたが俺に勝ったらなんでもお願い聞いてあげる、で、俺が勝ったら俺の言うこと聞いてね」
「…いいよ、絶対勝つから笑」
岡崎「いったな?笑」
「…」
岡崎「じゃあ、俺勝ったからお願い聞いてね?」
「…うん」
岡崎「しゃがんで目つぶって?」
「えっ?それだけ?」
岡崎「いいから~」
なんだろ、てか。
弱すぎワロタ
岡崎「じゃ、」
チュッ
「ねぇ、なに///」
岡崎「俺さ、あんま積極的じゃないからさ、こういう時しかできないんよ」
「(照)」
岡崎「ねぇ、照れんといて、俺も恥ずい///」
まさかキスされるとは思ってなかった
負けてよかったかも、なんて
request:岡崎虎太朗
俺が勝ったら。
リクエストありがとうございました~✨
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!