第10話

禁断の恋 3話
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2021/05/08 08:49
あなたside
〜数年後〜
家を飛び出してマイキーに会わないまま


数年が過ぎた


私はマイキーがいる街の隣の街に


今は住んでいる


家を飛び出した直後はお金がなくて


苦労したけれど


今は普通のOLとして働いている


ブラックでもホワイトでもなく


普通と言う言葉がよく似合う会社に勤務して


楽しい生活をおくっていた


嫌な再会をしたあの日までは....
あなた

ん〜今日も疲れた
コンビニによってアイスでも買おう!

????
あなた...か?
あなた

え?

あなた

み...三ツ谷...

三ツ谷
三ツ谷
なんで!!
あなた

ご...ごめんダダダダ

まさかここで三ツ谷に会うとは思わなかった


三ツ谷
三ツ谷
あっ!おい待てっ!ガシッ
あなた

....はなして?

三ツ谷
三ツ谷
あなた、なんでマイキーの前から...
俺たちの前からいなくなった?
腕に力が入ってる....


きっと心配してたんだ...
あなた

......

三ツ谷
三ツ谷
っ....
三ツ谷
三ツ谷
お前がいなくなったせいで
マイキーが...俺たちが...
どれだけ心配してたことか...
三ツ谷
三ツ谷
わかってんのか⁉︎
三ツ谷
三ツ谷
何日も何日も....東卍のみんなで
あなたを探しまわった
みんなあなたがいなくなって
東卍の雰囲気は暗くて
マイキーなんて自分が使える
手段全部使ってあなたを
探してた
三ツ谷
三ツ谷
それでもあなたは見つからなくて
数年が経ってる
三ツ谷
三ツ谷
何してたんだよ!!
あなた

....私は私は

あなた

これ以上マイキーと一緒にいたら!!
壊れちゃうよ!

あなた

マイキーのことが好き過ぎて他の女の子と歩いているだけで嫉妬しちゃって....
姉弟なのに.....血が繋がっているのにマイキーのこと好きになって自分の気持ちを抑えることが出来なくなってきたんだよ!!ヒック姉らしいことが出来なくなったしマイキーだってこんなこと言う姉がいたら迷惑でしょ?ヒック

あなた

だからマイキーの前から消えたの...

あなた

もう...ほっといて!

ダダダダ
三ツ谷
三ツ谷
おい!
私はいつの間にか走り出してた


三ツ谷の声がどんどん小さくなっていって


もう声なんて聞こえないのに


走り続けてた


家についても涙が止まらなくて


三ツ谷の顔を見てから


東卍のみんなの思い出が蘇ってきて....


マイキーと過ごした日々も蘇ってきて


数年間も離れたのに思い出は


昨日のことのように鮮明に思い出せた


マイキーの笑ってる顔


マイキーの不貞腐れてる顔


マイキーの怒ってる顔


マイキーがドラケンと喧嘩している時の顔


全部全部1日たりとも私の頭から


消えてくれなかった





寝ても覚めても私の頭にはマイキーがいた


そして東卍のみんなもいた


あなた

東卍のみんなに....
マイキーに会いたいよ....

そんな私の願いは


夜の暗闇に掻き消されていった
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