2階から下駄箱まで知らず知らずのうちにもうダッシュしていた。
「ハァハァ…」
なんで、、、こんなに苦しいんだろ…
拓哉「あなたちゃん…?」
後ろから西村くんの声がした。
「あっ。西村くん…」
拓哉「ど、、どうした?」
「なにがッ…?」
西村くんが近ずいてきた。
拓哉「泣いてるけど…?」
「え…」
私は自分の頬を触ってみた。
「ほんとだ…」
頬だけではなく、
下の地面にも 水玉模様の
水滴が落ちていた。
拓哉「どうした…?なんかあった」
「う、、ううん… 」
私は泣きながら 西村くんにさっきの話をした。
拓哉「そっか…斗亜がね~」
「も、、何してるんだろ私…」
気が緩み もっていたカバンが落ちた。
「あっ…」
カバンから教科書が飛び出た。
「そうだ…。西村くんに借りてたんだよね…」
そういいながら、私は落ちたカバンと教科書を拾った。
「はい…これ」
私は西村くんに渡そうとした時
斗亜「ハァハァ…あなた…?」
「斗亜?!」
私は渡そうとしていた教科書を顔にあて自分の顔を隠した。
拓哉「俺はいない方がいいかもねッ。じゃまた明日~」
「あっ…うん、、、はい。教科書…」
拓哉「ありがと~」
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斗亜「泣いてるの…?」
斗亜が私の頬を触った。
「泣いてなんかない…」
「ていうか…あの女の子は…?」
斗亜「やっぱりさっきのはあなただったんだね。」
斗亜「今日は無理!って言って走ってきちゃった…笑」
「斗亜らしいわ…けど女の子が可哀想」
斗亜「ごめん…。あなたが見たえもんだからッ」
「ッ…」
斗亜「今日の俺どうだった…?」
「どう…って 変わらないけど」
斗亜「失敗か…。笑」
「なにが…」
斗亜「ツンデレ…ってやつを////」
「斗亜がツンデレ?!」
下駄箱の廊下に響き回った。
斗亜「ちょ、!声でかいッ」
斗亜が急いで私の口をふさぐ
「ごめん…あはは」
斗亜「ツンデレじゃなかった…かな…?僕」
「全然…。」
「逆にどこが…?」
斗亜「教科書とか…無視したりとか…あ、、あと!アピールしたりとか…?ッ」
「はぁ…。それツンデレじゃないし…笑」
斗亜「えっ?!。調べたらそう書いてあったけど?!」
「調べたの?」
斗亜「い、いや… あなた…前 ツンデレ好きって言ってたから…//」
斗亜「俺もツンデレになったら、好きになってもらえるんじゃ…って//」
「斗亜…?ひとつ言っていい?」
斗亜「う、うん」
「元々…好きだ!!っ~の!、、」
斗亜「えっ…」
「だから……私 、、斗亜の事が」
斗亜「好き…… 僕もあなたが…大好き」
斗亜「このまま、好きでいてもいいですか…?」
「ずっと、、好きでいてください//」
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長くなりすいませんッ…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。