龍太 「 よくここの道 3人で歩いたよな 」
『 昔のことでしょ 』
龍太 「 塩になっちゃって 」
『 元々だし 、笑 』
『 私ももう子供じゃないのっ !! 』
龍太 「 俺にはかわいいかわいい妹にしか見えへんけどな 」
『 、、 そっかぁ ~ … 』
龍太 「 最近恋してるか? 」
ビクッ
『 いや 急になに、笑 』
龍太 「 あなたの年頃じゃ青春の時期じゃん?笑 」
『 え … あ うん 。。 』
龍太 「 え、、 してるん?! 笑 」
『 まあね … 』
龍太 「 状況はどうなん、 」
『 全然だめ。片思いの中の片思い。 』
龍太 「 なに 同じ学校なん? 」
『 年上で、ちょっとバカで ガキでアイスを奢ってくれて 毎回遊んでくれたお兄ちゃん 』
龍太 「 ふ ~ ん そうとう優しいお兄ちゃんなんやな 」
『 そうだよ !? 笑 りゅう兄とは違ってね、笑 』
龍太 「 なんだよ、 その言い方!笑 」
『 もういいもーん。先行っちゃうから😎 』
龍太 「 なああなた。 多分 そのお兄ちゃんも 」
龍太 「 お前のこと好きなんだと思うよ 」
『 し … 知ってるわ… そんなん 初めから、、、、 』
『 ずっとその人の隣にいるもん…… 』
これでいい。
お兄ちゃん以上恋人未満。
だって りゅう兄も私の気持ちに気づいてるはずだから。
りゅう兄もあえて言わないだけ… 気づいていても 私の気持ちに答えられないはず
お兄ちゃんには 私ではなくもっと素敵な人が隣にいるから_
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。