第5話

道枝駿佑 ︎︎︎︎☺︎ヴァンパイアの君
6,941
2019/03/17 00:02









今日は、待ちに待った高校初の文化祭。


















私のクラスは不思議の国をイメージしたカフェで


クラスの投票により、ヒロインのアリス役が私になった。



































「…」








衣装に着替え、メイクはクラスの女子が何十人がかりでやってくれた


















女子1「あなたは、可愛いんだからお客さんいっぱいくるね~。」











女子2「可愛いぃぃ。」























「あ、、ありがと。」























男子1「じゃ、この看板もって1周してきてくれるか?」

























「りょ~かい…」













本当は…この時間に駿佑と回ってるはずだったのに…









私も駿佑も忙しくて、、、




なんも出来なかった…。









このまま、文化祭終わっちゃうのかな…














そう思いながら、











チラシを持ちながら、クラスから出た。








今日は、いろんな人がいるから

廊下が混み混みだな…






















ドンッ()


















「すみません…!」












チラシをもっていなかった方の肩が何かに当たった。
















男1「可愛いらしい女の子じゃ~ん。」


















運が悪く


チャラそうな4人組に絡んでしまった。



















男2「アリスの格好?写真とろ、?」
















「ごめんなさい…写真は、、」


















男3「じゃ~さ。この後暇?俺達の案内してよ~?」
















「この後、、、用事があるのでッ」













男1「いいじゃ~ん!ちょっとだけ?ね。」

















「あ、、あの…」















男の1人が私の腕をつかもうとした時
















































駿佑「逃げるぞ。!!」

















後ろから駿佑が走ってきた。







そのまま私の手を握り





向かうところもなく、




ただ走り続けた

















駿佑「ハァハァ」
















「疲れた…」




















駿佑「逃げ切れた…ね、」


















「う、、うん。」













駿佑の手は、私を握りっぱなし













「ここどこ…かな?、」










目をつぶって、駿佑に合わせて走っていたから

自分がどこに居るのかが分からないままだった。




















そこは、薄暗いいかにも何かがでそうな場所だった。


こんな所学校にあったんだ…。




























駿佑「あなた…行くよ?」
















「う、うん。」














そのまま、駿佑は私の手を握って歩き始めた。





















薄暗い通路を抜けると



そこには








赤いソファーと黒1周の壁。



















「ここ…は?」





























駿佑「俺の服装見てみて?」






























外側の生地は黒色で中側が赤い色のマントに





髪の毛は巻いてあって、



首元には十字架
















全体的に黒色で













歯には牙のようなものが…


























「あっ……。ヴァンパイア…?」































駿佑「当たり~。俺の衣装はヴァンパイア」


































仮装した駿佑を見てると、何故だか本物のヴァンパイアのように思えてきた。


















「噛みつかれたら痛そう…」









心で思っていたことが不意に言葉に出ていた。




























駿佑「そう思う?」


















「う、うん…」















駿佑「じゃ、試してみる…?」















「?」










そうすると


明るかったはずの部屋の電気が消え、





何も見えない真っ暗な闇に変わった。



























「ッ…、電気が消えた、、」


































「な、なに?!」























後ろの方から何かに押され








さっきあったソファーのようなふわふわしたもの

押し倒された。

























「だッ、誰、。」






















私の首元まで結ばれていたボタンが1つずつ

何者かによって 解かれていく。















シャツのボタンが胸の辺りまで取られ















首元に息があたるような感覚がした。

















「(ゴクリ」





































カブッ


















「痛ッ…」
















首元辺りに何か痛みを感じた






















痛みと同時に抵抗をしたが




手は、固く握られビクともしない。



















すると、


消えていた電気が一瞬にしてついた。

















「駿佑…!」

















私の上にまたがっていたのは、


牙をつけてニヤリとしていた駿佑だった。




























駿佑「どう…?痛かった?」



























「痛かった…って。そうに決まってるじゃん」
























「早く降りて…よッ、、、//」




















駿佑「まだ…終わってない」


















「なにが…」















そうすると、




さっき痛みを感じた首筋をもう一度駿佑がキスをした。

























「痛たッ…」
























駿佑「はい…、。おわりッ!!」































サッと駿佑が私の上からどいた。
















痛みを感じた場所を触ると










噛まれたのか跡がある…















「駿佑…噛んだでしょ…?」



















駿佑「噛んだんじゃなくて、食べたの。」














駿佑「あとさ。後で鏡見ときな。?」














「な、なんで?」













駿佑がフッと笑った。

















駿佑「あなたは、俺の っていう証拠の跡がつけられてるから。」




















「は…。」



















駿佑「じゃ、ブァンパイアはほかの仕事があるので。ごきげんよう…」
















駿佑は、暗闇の通路へと姿を消した。









_______________







おまけ。












慌てて、女子トイレの鏡に向かった
















「はぁぁぁぁあ!」












思わず声を上げてしまった。
















噛み付いた跡が残っているのは知っていたが










同じ場所に




紫色のアザが…












もしかして、さっきのキス…












が、 跡…。









しかも、首元の上で




シャツで隠してもすぐにバレてしまう。














駿佑のバカッ…後で覚えておけ、、













けど、これで男の人がよってこなければいいんだけど…







































ていうか、、、今思えば…




駿佑が私に…///



















ブァンパイアなんて、、嫌いッ。。

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