「うわッ。サム」
女子「外国人の名前かしら?笑」
「そう。イケメンのサムッです♡」
女子「今度、紹介よろしくッ」
「あっ。はい…笑」
「さむいけど、暖かいわ…お風呂」
女子「夜っていいね。笑」
「月が見えるとか はッ?! 綺麗すぎだわ」
女子「よし、女子会しない?」
「もう、すでに女子会だけども。」
女子「そうだわ。笑」
女子「で、あなたはどうなのよ。」
「主語をお使いください。」
女子「な が お け ん と」
「謙杜がなに?」
女子「は?! まだ気づかないの。あんた」
「うん。気づいてないみたい。で なに。?」
女子「あなたは、長尾の事好きなの?」
「性格的には、駿佑の方が好き。♡」
女子「それは、友達としてでしょ。」
「逆になんでそんなこと聞くん?」
女子「だって、長尾と仲ええし、意外とイケメンやし、幼なじみって…。もう漫画やん」
「それ言ったら、駿佑だって
幼なじみやし、イケメンやし」
女子「も~!!あんたッ 照れ隠しはええねん」
女子「ずばって、言えや。」
「…。」
「そ、、、その… 好きっていうか…//
なんていうか…」
「ていうか、私が言ったところで 謙杜は私の事なんも思ってへんって…」
『俺は、あなたの事好きやけど。』
「?はッ?!」
向こう側の男子のお風呂から聞こえてきた。
女子「ほらなッ ( ・∀・) ニヤニヤ」
「今の会話…男子に聞こえてってこと、、」
男子『ごめん 笑 丸聞こえだわ。』
女子「で、あなたはどうなのよ」
「… 私は…」
「す…すッ やっぱ言えへんッ!!」
私はもうダッシュで外の露天風呂から中へ入った。
「言えへんって… 好き なんてッ…」
私は他の女子よりも早めに部屋に帰ろうと廊下に出た。
「なんか、暑いわ…。」
「部屋で窓開けて寝よ…ッ」
『あなたッ!!』
「謙杜ッ… あっ やば…」
長尾「やば ってなんやねん。笑」
「その…」
長尾「俺…あなたの事前からず~っと好きでした。駿佑じゃなくて俺じゃダメですか…?」
「ッ…」
「その聞き方は ずるいって…」
「駿佑じゃなくて…謙杜がいいです…//// 」
長尾「あなたぅぅぅぅ!!!!」
謙杜が勢いよく抱きついてきた。
「暑い暑いッ。笑」
長尾「俺も…駿佑じゃなくて あなたがいいんです!」(耳元)
「ありがと…//」
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おまけ
それを聞いていた 駿佑と 女子の会話
駿佑「なんか、あれ酷ない?笑」
女子「駿佑君と比べるって…笑」
駿佑「アイドルらしく耳元で言うとかさ…まじ 長尾調子乗ってるわ~ 笑」
女子「アイドルですから、しょうがない。笑」
駿佑「これで、俺も1人かッ 」
女子「大丈夫。相談ならいつでもどうぞ 笑」
駿佑「やかましいわ 笑」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。